リコーダーJP ルイエ作品


ソナタ 変ロ長調 作品2の4


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2034 リコーダー用 1800円+税
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★解題★

 J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品2」は、1700年代の早いころ、作品1につづきアムステルダムで出版されました。作品1から数年の歳月を経て、親しみやすく清新な作風にはいっそうの磨きがかかっています。

  ※どうも作品の出版年についていろんな文献の説がばらばらなのでこのような申し上げ方をすることにします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、そして作品1の出版年を1705年とする説が正しいとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。


★解説★

 4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子で、特徴のある頭欠け音型の通奏低音に乗って、まるで唱歌のような親しみ深い語り口で歌います。

 第2楽章はアレグロ(快活に)2分の2拍子。16分音符の速い音型をまじえてせわしなく進む音楽ですが、通奏低音との呼びかわしや組み合せ、またリズム感や和声にも随所に工夫がみられ、じつにおもしろく作られています。

 第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子。ト短調の哀切な響きの音楽ですが、ルイエらしい清澄感をあわせ持つ極上の音楽です。最後は拍が倍になるヘミオラになり、フリギア終止で次の楽章にすぐ続きます。

 第4楽章はガヴォットと題され、ヴィヴァーチェ(生きいきと)4分の2拍子。テーマは全体で16小節ですし何でもないようですが、フレーズの割り方が独特で平凡に堕していません。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−1)
第2楽章(C−2)
第3楽章(A−2)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:Freebowさん  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司


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