リコーダーJP テレマン作品


装飾範例つきソナタ 第3番


★この曲を収録したCDつき楽譜★

RB-032 リコーダー用  900円+税
1032 リコーダー用  1500円+税

SR-064 リコーダー用 3800円+税


★解題★

 『装飾範例つきソナタ集』は、緩徐楽章について、作曲者自身が装飾のお手本を示して、アマチュアの学習の便に供しようというコンセプトのソナタ集です。第1番〜第6番が「ヴァイオリンまたは横吹きフルート用」(1728年)、第7番〜第12番が「横吹きフルートまたはヴァイオリン用」(1732年)として、いずれもハンブルグで出版されました。
 そういうわけで、残念ながらアルトリコーダー用の版は伝わっていません。しかし、使われている音域をみると、最高音がかなり低めに押さえられており、3度ほど高く移調してアルトリコーダーに転用することをきっと視野に入れていたろうと推測できます。いずれにせよ、いつもアマチュア愛好家の必要に応えようとしていたテレマンならではのアイデアが形になった、すばらしい作品集です。


★解説★

 4つの楽章から成っています。原調はホ短調で、RJPのアルトリコーダー版は3度上げてト短調になっています。

 第1楽章はグラーヴェ(重々しく)、4分の3拍子です。4つの楽章のうち、この楽章だけに「装飾のお手本」が示されています。情感がゆたかでわかりやすい音楽。

 第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の4拍子です。はなやかな演奏技巧の披露を含み、テレマンが自分の語彙を駆使して力を出し切った感じのする、すぐれたできばえです。

 第3楽章はクナンド(揺れるように)、8分の6拍子です。ゆっくりしたテンポですがリズミカルに演奏しようということでしょう。ピュアなあたたかみのある美しい楽章です。

 第4楽章は再びヴィヴァーチェで、8分の3拍子です。活発に運動しますが、同時に和声にも工夫がみられ、内容の濃い音楽になっています。中間に長調の短い部分を挟んで「ダ・カーポ」します。


※ 演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B2)
第1楽章・テレマンによる装飾例(C1)
第2楽章(C2)
第3楽章(B2)
第4楽章(C2)
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏: 庭野宏樹さん  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司


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