リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ト長調 作品5−7


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2163 アルトリコーダー用 1500円+税

SR-085 アルトリコーダー要 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)


RG-163 アルトリコーダー用 900円+税(絶版)



★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)と通奏低音のためのソナタ 作品5 第1部」(SONATA A FLAUTO SOLO COL BASSO /Roberto Valentine Inglese opera quinta parte prima) は、6曲から成り、1715年ごろにローマで出版されました。続いて1716年ごろにアムステルダムで、1718年ごろにロンドンでも出版されましたが、これらの版はさらに6曲を加えた12曲入りになっていました。(ということは、ローマ版にも本来「第2部」があったのかも知れません。)

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 5楽章から成っています。各楽章とも短めで、小規模な取り組みやすい作品です。

 第1楽章は4分の4拍子・アダージョ(ゆっくりと)。ヴァレンタインが好んだ特徴的な音階的装飾が駆使され、付点のリズムも味付けに用いられたソツのない小品です。

 第2楽章は4分の2拍子・アレグロ(快活に)、 4分の2拍子です。嬉しそうに弾む感じで始まり、後半では付点音符と組み合わされた速い音符が音楽を引き締めます。

 第3楽章は4分の3拍子・アダージョで、この楽章はホ短調を基調としています。ここでもヴァレンタイン特有の音階的装飾が織り込まれています。

 第4楽章は8分の6拍子のジークで、アレグロと指定されています。コレルリのいくつかの曲を思い起こさせるところがあり、ヴァレンタインがコレルリの深い影響を受けていたことが感じられます。

 第5楽章は8分の3拍子のメヌエットです。ほぼ一貫して、メロディー声部と、同音連打で伴奏する声部とをリコーダーがひとりで奏するように書かれています。

※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(B−3)
第3楽章(C−1)
第4楽章(B−3)
第5楽章(B−2))


※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
石田誠司  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)


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