あの名曲をＣＤのチェンバロ伴奏で演奏して楽しもう！ リコーダーJP アレンジメンツ
この曲が収録された製品
RA-007 クラシック名曲集 (2)
★不世出の天才モーツァルト晩年の傑作、クラリネット協奏曲から第２楽章を省略なしの全曲。
★クラリネットとアルトリコーダーは音色がよく似ていて、本当に美しく響きます。
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★曲目解題★
音楽史上最高の天才と目されるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜1791)は、晩年（と言ってもまだ30代ですが・・・）、クラリネットの名人シュタートラーと出会い、生まれたばかりのこの楽器にたいへん魅せられました。そのモーツァルトが書いたクラリネットのための２大名曲として、クラリネット五重奏曲・イ長調と、このクラリネット協奏曲・イ長調があります。どちらも澄み切った音調で、悲しみともあこがれともつかない不思議な感情をたたえて美しく歌う、かけがえのない名作です。
ことにこの協奏曲は、モーツァルト最後の年である1891年の秋に書かれ、12月にモーツァルトは亡くなっていますから、まさに天才の「白鳥の歌」。無駄な音がひとつもない切り詰められた書法の中にこめられた表現の深さけだかさは比類がありません。それでいて難解なところはひとつもなく、むしろ聴く人すべての胸にストレートに染み渡ってくるような、せつなくも親しみ深い音楽です。
協奏曲は名人芸を披露する性質があり、ことにこの曲があてにしていたシュタートラーはたいへんな名人でしたから、部分的に難しい個所もありますが、リコーダーの軽快さの見せ所でもあります。上級者なら少々の練習で演奏できるようになられるでしょう。中級以下のかたは、難しいところを少しはしょって演奏してみたらいかがでしょうか。