「グレートクラシックス」シリーズの
通奏低音実施について

★当初の方針を変更し、すべてオリジナル実施で出版します★


 2004年7月に全製品ラインナップの仕様を「店頭販売対応」へと一新し、新シリーズを開始したさい、「グレートクラシックス」シリーズ(ヘンデル・テレマン・バッハ以外のバロック作曲家の作品シリーズ)については「通奏低音については市販譜のものを参考にするなどして、オリジナリティーを主張しない方針」を掲げました。これは制作スピードを上げ(したがってまた制作コストを下げ)、迅速にラインナップを揃えて行くために採用した考え方でした。

 しかし、実際に半年以上にわたって制作を進めて参りました結果、どうしても当初の方針では皆様に十分に楽しんでいただけるような製品に仕上がらないこと、また、作っている方も面白くない(笑)ことがわかり、結果的にはすべてオリジナル実施で刊行して参りました。それだけきゃっつさんや森さんの実施は音楽的にすぐれていますし、不肖私の実施にしても、CDの伴奏で演奏するという事情を考えているという点では一応の価値があるものと思っております。

 そこで、この点については方針をはっきりと変更(と言っても結局、今までのやりかた通りということですが)し、「グレートクラシックス」シリーズ製品として刊行する作品についても、「クラシックBest」製品の曲と同様に、すべてリコーダーJPオリジナルの通奏低音実施を行うことをお知らせする次第です。 これにより、将来において、たとえば「全集」的な製品を刊行するさいにはスコアの収録も可能となります。

 経済的には厳しくなりますが、刊行スピードについては当初予定をあまり下回らないペースとなるよう頑張る所存です。

 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2005年1月29日
プロジェクト・リコーダーJP ディレクター 石田誠司




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