リコーダーJP
    


製品値下げなどのお知らせ(2003.10.29.)

★「クラシックベストセレクションズ」値下げ・楽譜装備★

★「クラシックス」大幅値下げ★


 先般お願いいたしました「お試しモニター」でいただいたご意見などを元に、いろいろな改善を検討し、順次実行に移して参りました。そのいちおうの締めくくりとなる第三弾をお知らせいたします。



■「クラシックベストセレクションズ」値下げと内容強化■

●ご好評をいただいてきたベストセレクションズ

 「クラシックベストセレクションズ」は、バロックソナタを全楽章まとめて1枚のCDに収録したお求めいただきやすい製品としてご好評をいただいて参りました。類例のない特長としては、バロックピッチ伴奏の併録各楽章テンポのカスタマイズサポートなどのシステムがありました。

 ただ、もともと「バロックソナタのおもな作品の楽譜なんか当然持っている」という皆さんを想定した面もあったため、楽譜がまったく製品に付属していませんでした。このため、「楽譜ベスト」というシリーズを同時にご用意はしたものの、CDと楽譜の両方をお求めいただくとそれなりの金額になってしまい、楽譜をお持ちでない皆様にはご不便をおかけする結果となってしまいました。


●新生ベストセレクションズ

 そこで、2003年11月から、クラシック・ベストセレクションズは、品番も改めて新シリーズに衣替えし、従来と同等の伴奏CD、そしてテンポのカスタマイズサービスなどのサポートもすべて維持した上で、全製品に、フルサイズパート譜を装備することにいたしました。

 また、当面、お求めいただいたかたには、もれなく「縮刷ポケットスコア」もプレゼントさせていただくことにしました。これは品質的には多少大目に見ていただかないといけない部分があるかと思うのですが、「スコアがないよりはずっといいだろう」と考え、コスト抑制を優先した製作方法を工夫してみたものです。


●大幅値下げを同時実施

 また、価格面においても現状よりさらに値下げし、現在多くの製品が3000円のところを、2003年11月から全品定価2000円とさせていただきます。

 さらに、新生ベストセレクションズのキャンペーン価格として、とうぶんの間、全品1200円で販売させていただくことになりました。この機会にぜひお試しください。



■「クラシックス」大幅値下げ!■

●「クラシックス」の価格

 「リコーダーJPクラシックス」は、上装フルサイズスコア・パート譜のセットと、モダン・バロック両ピッチ各5種類のテンポによる伴奏・練習用部分伴奏も収録した贅沢仕様の最高級シリーズとして存在して参りましたが、従来はその価格の面で少々高過ぎるのではないかというご意見もよくいただいて参りました。また、理由のおわかりいただきにくいような価格のばらつきもありました。


●わかりやすい価格体系に大幅値下げ

 そこで今回、リコーダーJPの製品ラインナップの仕様変更・価格改訂の最後の目玉として、「クラシックス」シリーズ全製品につき大幅値下げを実施し、しかも「わかりやすい価格」をめざして、

 ★CDが1枚の製品  1700円

 ★CDが2枚付属する製品  1900円

とさせていただくことになりました。




■最後に皆様へ・・・・・・「あの値段は何だったのか?」■

 従来は、ソナタの1つの楽章だけの製品で最高8980円という価格のものまであった「クラシックス」。それが今度から1900円だなんて、あの価格は何だったのか?とお思いになるかたもいらっしゃるかも知れません。

 この点について、この場をお借りしてご説明させていただきますので、ご興味のあるかたはごらんください。

 リコーダーJPが発足するさい、たくさんの製品を当初から用意すべく制作を進めていたのですが、スタッフ自身の未熟・経験不足などのため、実に高いコストがかかっていたのです。それで、早期に資金的な面での支えがほしいという考えから、制作コストが高かった製品はかなり高い価格設定をさせていただいたという面がありました。このため、外部のかたからは理由をわかっていただきにくいような価格のばらつきもあったのです。しかし、「確かに見ようによってはかなり高いが、これでも買っていただくだけの価値は十分にあるのではないか」という自負もありましたし、事実、買ってくださった皆様も、多くはありませんでしたが、たしかにいらっしゃったのです。

 しかし、やはり売れ行きが好調とは言えず、これでは多くのかたに楽しんでいただくという目標にはほど遠いということから、よりお手軽な価格でご提供できる製品として「ベストセレクションズ」シリーズを発表し、こちらはより多くのかたにご支持をいただきました。それでも依然として経営は苦しかったのですが、そうする中で少しずつはスタッフのスキルアップもあり、また制作工程・製造工程の合理化の工夫、サポーターの皆様のお力添えのお願いなども進めることにより、ようやく、新製品の開発発表も(あまり速いペースではありませんが)行いつつ、同時に従来からの製品についても安定的に供給し続けられる体制を整えました(正直なところサポーターの皆様や石田など中心メンバーの無償労働に大きく依存しているわけですが)。

 そこで、当初のような「制作コスト(つまりは楽譜浄書や作曲・編曲・通奏低音実施・演奏者のギャラ・録音・ミキシング・マスタリングなどのコスト)を大きな根拠とする価格設定」ではなく、「製品製造コスト(つまり用紙代、CDメディア代、印刷代、その他製造段階・出荷段階でかかる人件費など)をおもな根拠とする価格設定」に大きく転換しようと考えたのです。

 価格的には従来とは大きく違いますが、この価格であっても、従来以上にたくさんのかたに買っていただけるのならば、リコーダーJPは、今後とも末永く製品の安定供給を行いつつ、ある程度のペースで新製品開発も進めていけるはずだと考えております。

   「お試しモニター」をひとつの契機とする一連の製品仕様改訂・価格改訂は、この「ベストセレクションズ」と「クラシックス」の件をもちまして、ひと区切りとなります。しかし、私たちの最初から今に至るまでずっと変わらぬ願いは、「楽器も楽譜も伴奏CDもみんな安くて、しかも品質の高いものが供給でき、かつ豊富な製品ラインナップをそろえていくことで、誰もが手軽に音楽演奏を楽しめるようになること」です。

 その目標の達成のために、これからもいっそう頑張りたいと思っています。皆様のお力添えを願ってやみません。


2003年10月29日 リコーダーJPディレクター 石田誠司



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