世界の名歌 イギリス(1)
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品番RA-013
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/収録曲(曲名をクリックするとMP3ファイルで試聴できます) |
(1)アメイジンググレイス |
18世紀のイギリス人牧師 ジョン・ニュートンの詞による賛美歌で、 若いころ黒人奴隷貿易に携わっていた彼が、
悔悟をこめてつくったといわれています。
いろいろな歌手によって歌われてきた中でも、 日本では、 白血病で夭折した本多美奈子さんが歌い、
遺作となった病床での歌唱が骨髄バンクのキャンペーンにも用いられたことが記憶に残っています。なにしろしみじみと心に染みるメロディーです。元は7コーラスありますが、
ここでは前奏に続き2コーラスを演奏できるようになっています。 |
(2)アンニーローリー |
1838年に、スコットランドの作曲家 ジョン・ダグラス・スコット夫人の歌集に収録されたのが最初です。日本では明治17年に「才女」という歌として文部省の唱歌集に収録されました。もとの歌詞はウィリアム・ダグラスという人の恋歌で、 1700年ごろの作品だそうです。実になつかしくも美しい調べで、 クリミア戦争のさいにイギリス兵たちが故郷を思って愛唱したというのもうなずけるでしょう。
歌詞は3番までありますが、 ここでは前奏に続いて2コーラスだけ演奏するようになっています。 |
(3)とうだいもり |
1888年に「旅泊」、1906年に「助船」として文部省により唱歌集に収録され、 戦後も1947年に「とうだいもり」として教科書に掲載されました。
アイルランド文学者・三宅忠明氏によると、 実はこれはアメリカの賛美歌集にあった全く異なる内容の歌で、 日本語歌詞については、 難破船の乗組員を父とともに救ったグレース・ダーリングという女性についての実話が作詞者たちの念頭にあったのではないか、 といいます。
前奏に続いて2コーラスの演奏です。 |
(4)蛍の光 |
1881年(明治14年)に文部省の手により唱歌集に掲載されました。最初は「蛍」という題でした。
元の歌は18世紀にスコットランドの詩人 ロバート・バーンズが民謡に歌詞をつける形で発表したもので、 再会した旧友と昔をなつかしむ内容のものです。日本では、 ご存知のように別れを惜しむ音楽として親しまれ、 お店などの終業を知らせる音楽としても定番となりました。
歌詞はもと4番までありましたが、 3番・4番は歌われなくなりました。ここでも前奏に続いて2コーラス演奏するようにしてあります。 |
★定価…900円(税別)
★冊子…A5サイズ 24ページ
・リコーダーパート譜
・伴奏譜(スコア)
・曲目解説
★CD…1枚
・各曲につき、テンポの異なる3種類のチェンバロ伴奏
・リコーダー演奏例
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
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