日本の名歌(5)
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品番RA014
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/収録曲(曲名をクリックするとMP3ファイルで試聴できます) |
(1)春の小川 |
高野辰之作詞・岡野貞一作曲とする説もありますが、確かな証拠はないようです。何度か歌詞の改変(「にほひめでたく」のところが「すがたやさしく」に変えられたり、「ささやくごとく」のところが「ささやきながら」に変えられたりなど)が行なわれたため、人によっておぼえている歌詞が少しずつ違っていることがあります。それはともかく、流れるように美しいメロディーで、名歌のひとつと言えるでしょう。 |
(2)鯉のぼり |
文語の歌詞が格調高く力強く、曲もそれに応えてりっぱな調子を持った名曲です。1913年(大正2年)に尋常小学校5年生の教科書にはじめて掲載されました。このほか「屋根より高いこいのぼり」と始まる「こいのぼり」も有名です。 |
(3)茶摘 |
1912年(明治45年)に尋常小学校3年生の教科書に発表された唱歌で、作詞者・作曲者ともに、わかっていないとのことです。「せっせっせ」の手遊びに用いられてさかんに歌われました。「野にも山に若葉が繁る」の「山にも」の音をオリジナル通りに歌っていない人が多いのではないでしょうか。著者は、音楽の先生が「ここを間違えないように」と強調して教えてくださったのを覚えていす。 |
(4)紅葉 |
文部省唱歌として1911年(明治44年)に発表されました。曲の前半では輪唱(カノン)のように1小節遅れの第2声部を歌うことができ、よくそのような編曲で歌われますので、そのような編曲になった楽譜を掲げました。もちろん主声部(上の段)だけで演奏することもできます。文語調をとり入れながらもわかりやすい歌詞で、今後も長く子供たちに愛唱され得る歌だと思います。 |
(5)冬景色 |
文部省唱歌の中でもたいへん親しまれているもののひとつで、1913年(大正2年)に発表されました。1番から3番までで朝の海辺・昼間の田園・夕方の里を順に描写していく歌詞は、すばらしい絵画性をそなえた格調高い文語の詩です。冬景色とは言っても過酷な印象はなく、むしろ、寒い中でも人々の着実な営みがおこなわれていることを感じさせる落ちついた情緒の詞であり曲であるといえるでしょう。
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★定価…900円(税別)
★冊子…A5サイズ 24ページ
・リコーダーパート譜
・伴奏譜(スコア)
・曲目解説
★CD…1枚
・各曲につき、テンポの異なる3種類のチェンバロ伴奏
・リコーダー演奏例
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
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