世界の名歌 イギリス(2)
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品番RA017
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/収録曲(曲名をクリックするとMP3ファイルで試聴できます) |
(1)グリーンスリーブズ |
リコーダー音楽としては「グラウンド上のグリーンスリーブズ」という名曲がありますが、ふつう多くの人がこの曲に対して持っているイメージは、20世紀の大作曲家ヴォーン・ウィリアムズによるやわらかで幻想的な編曲の影響が大きいのではないかと思います。もとはイギリスの古い歌謡で、緑色をした袖のドレスを着る貴婦人に対する恋の苦しみを、失恋男性の立場でせつせつと歌った内容です。
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(2)ロンドンデリーの歌 |
アイルランドの歌ですが、イギリスとの関係の深い地域なので便宜的ですが「「イギリスの歌」として収録しました。
1855年に歌詞も題もわからない民謡としてアイルランド民謡集に収録されたのが最初で、ロンドンデリー出身の婦人が記憶を元に採譜したことからこの名で呼ばれるようになったとのことです。のちに、ずいぶんいろいろに歌詞がつけられて、とくに有名な歌詞としては「ダニー・ボーイ」があります。ここではアイルランドの小説家・詩人であったキャサリン・タイナン・ヒンクソンによる歌詞を採用しました。
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(3)久しき昔 |
1833年にイギリスの作曲家トーマス・ヘインズ・ベイリーが作曲しました。日本では、最初は近藤朔風が訳詞した『久しき昔』として、のちには古関吉雄が訳詞した『思い出』として、親しまれてきました。古関氏の訳詞にはJASRACが著作権を認めて管理しているようですので、近藤訳の歌詞をご紹介しています。 |
(4)スコットランドの釣鐘草 |
1800年に当時の有名な役者によって劇場で紹介されたのが最初の記録だということです。戦場に行っている恋人を想う乙女心を歌ったもので、訳詞は、「美しき」という題で稲垣千頴(ちかい)と野口耽介(とうすけ)とがそれぞれに訳したものや、「スコットランドの釣鐘草」として堀内敬三が訳したものなどがあります。 |
★定価…900円(税別)
★冊子…A5サイズ 24ページ
・リコーダーパート譜
・伴奏譜(スコア)
・曲目解説
★CD…1枚
・各曲につき、テンポの異なる3種類のチェンバロ伴奏
・リコーダー演奏例
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
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