あの名曲をCDのチェンバロ伴奏で演奏して楽しもう!  リコーダーJP アレンジメンツ
    


日本の名歌(8)
中山晋平 名作集

品番:RA-018
ISBN978-4-86266-262-0




★長く愛されてきた日本の歌、4曲をアルトリコーダーで演奏できる「チェンバロ伴奏CDブック」です。
リコーダー音楽叢書版「思い出のたて笛 3」に収録したものの再録です。



 日本の名歌(8)
 
品番RA018

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収録曲(曲名をクリックするとMP3ファイルで試聴できます)
(1)しゃぼん玉  1922年に雑誌『金の塔』に発表された野口雨情の歌詞による歌謡です。 曲は、明るいようでいて、哀調を帯びています。実は野口には生後数日で亡くなった女児があり、その子への思いがこの歌に投影しているとみられています。そう思うと「生まれてすぐに こわれて消えた」といったフレーズは、たいへん鋭い悲しみを呼び起こします。
(2)波浮の港   野口雨情の歌詞は1923年に発表されました。歌詞は最初2番までだったのに、歌になるときに3〜5番が追加されたのだそうです。波浮港は伊豆大島にあった小さな港で、当時は知る人も少ないところだったそうですが、この歌は、離島のわびしい風景を島の純真な娘さんたちの姿をまじえつつたくみに描き、レコードになって大ヒットしました。
(3)雨降りお月  1925年に『雨降りお月さん』として曲とともに発表され、3月には続編のようなものとして『雲の蔭』が発表されました。このように元は別の連作のような位置付けの2曲だったのを、レコードにするときに1曲にまとめたのが現在の形だということです。独特の不思議な内容の歌詞に中山晋平のなつかしいメロディーがしっくりと合った、幻想的な名歌だといえるでしょう。
(4)船頭小唄  1921年に、不景気で暗い世相のなか、野口雨情・中山晋平のコンビによってつくられました。あわれな身の上にあるらしいカップルを主人公として諦観を歌った内容で、退廃的すぎるのではないかと批判されたこともあったようですが、民衆のあいだでは大ヒットし、歌いつがれていきました。メロディーは素朴ですが、伴奏の和声にはずいぶん思い切った処理があって、一種、陰惨ともいえるような効果を上げています。本書の伴奏でも(いくらか整えましたが)その味をある程度残しました。(それにしても、船頭さんとして生きるというのは、さほどにみじめなことだったのでしょうか)

 ★定価…900円(税別)

 ★冊子…A5サイズ 24ページ
  ・リコーダーパート譜
  ・伴奏譜(スコア)
  ・曲目解説

 ★CD…1枚
  ・各曲につき、テンポの異なる3種類のチェンバロ伴奏
  ・リコーダー演奏例
   ※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)


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