世界の名歌 ドイツ・フランス
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品番RA-020
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/収録曲(曲名をクリックするとMP3ファイルで試聴できます) |
(1)小鳥ならば |
1947年に「夜汽車」として教科書に載ったのが日本での本格的な紹介になるようです。前半も後半も、2小節遅れて第二声部が入って2小節ほどはにごらずに演奏ができるので、そのような編曲で習ったなぁ……と、これは著者の個人的な思い出です。原曲はドイツ民謡で、「もしも私が小鳥だったらあなたのそばに飛んでいくのに」というような歌詞の愛らしい恋歌です。
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(2)グノーのアヴェ・マリア |
1859年にフランスの作曲家グノーが発表した作品で、歌詞はラテン語です。大バッハの「平均率クラヴィーア曲集」第1巻・第1番の前奏曲をほぼそのまま伴奏に用いてメロディーだけを新たに作ったものです。歌曲としてはかなり愛されているもののひとつで、チェロやヴァイオリンで演奏されることもよくあります。グノー作品では伴奏がピアノですが、バッハはチェンバロを強く想定していたはずで、本書ではもちろんチェンバロによる演奏ですから、いわば「元に戻した」という形です。
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(3)野ばら |
歌詞はゲーテで、民謡を改作したものだそうです。この詩にはずいぶん多くの人が作曲し、中ではシューベルトの作品が抜きん出て有名ですが、このウェルナーの作品も日本では教科書に取り上げられてきたのでよく知られています。やさしい感じの美しい旋律です。
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(4)わかれ |
ドイツ民謡の名歌で、歌詞はハインリヒ・ワグナーという人の作です。いったいにドイツ民謡では別れ・別離を日本人の感じよりも明るく前向きにとらえたものが多く、この歌はその傾向を代表していると言えるでしょう。
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(5)愛の喜び |
作曲者マルティーニは、本名をシュヴァルツェンドルフというドイツ人で、18世紀後半にフランスで活躍しました。愛の「喜び」となっていますが、実は愛のはかなさを嘆く内容の歌です。ヴァイオリンとピアノなど器楽でもよく演奏される名曲ですが、歌としては本書に収録した曲の中ではそれほど有名な方とは言えないかも知れません。
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★定価…900円(税別)
★冊子…A5サイズ 24ページ
・リコーダーパート譜
・伴奏譜(スコア)
・曲目解説
★CD…1枚
・各曲につき、テンポの異なる3種類のチェンバロ伴奏
・リコーダー演奏例
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
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