世界の名歌 ロシア |
品番 RA-022
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/収録曲(曲名をクリックするとMP3ファイルで試聴できます) |
(1)山のロザリア |
原曲は「アレクサンドロフスキー」というロシアの民族舞踊曲で、これに丘灯至夫が歌詞を付しました。最初にレコードになったとき(1955年)はあまり売れなかったものの、数年後から歌声喫茶で歌われてしだいに有名になり、スリー・グレイセスが吹き込んだレコードが大ヒットしました。「ロザリア」はここでは架空の可憐な女性の名前です。同じメロディーを2度繰り返す独特な形の歌ですが、不思議とピタリと決まった形に感じられます。 |
(2)一週間 |
日曜から土曜までの「仕事ぶり」を歌いますが、「なんだ結局ぜんぜん働いてないじゃないか」というわけで、コミカルな歌としてよく知られています。ただ、ロシアのお風呂は蒸気風呂だからわかした翌日に入るのも不思議はないという話もあり、また、「おしゃべりばかり」とある部分は原詞では「故人をしのぶ」となっているそうです。そのあたりも考慮すると、そんなにふざけた歌詞でもないのかも知れません。 |
(3)トロイカ |
トロイカとは3頭立ての馬車のことです。この曲は教科書でもよく採用されて広く知られるようになりましたが、今ではむしろ「テトリスの曲」と言ったほうが通りがいいでしょうか。いずれにせよ、日本では快速な馬車の旅を描く「ほがらか」な歌として知られていますが、これは訳者たちが他の歌の歌詞ととりちがえてしまったためで、本当は馭者が失恋の悲しみを語る、陰惨なまでに悲しい歌なのです。ここでは試みに原曲の雰囲気で演奏してみました。 |
(4)ともしび |
歌詞は、兵士として戦場に向かう若者と残される恋人を主人公にした詩で、第二次大戦中にイサコフスキーという人が発表しました。この詩はソ連の民衆の共感をよび、やがて人人がこのメロディーで歌うようになったのですが、作曲者はわかっていません。古い民謡を利用したのではないかという説もありますので、ここでは「ロシア民謡」としました。ロシアではもっと速いテンポで歌われるそうです。 |
★定価…900円(税別)
★冊子…A5サイズ 24ページ
・リコーダーパート譜
・伴奏譜(スコア)
・曲目解説
★CD…1枚
・各曲につき、テンポの異なる3種類のチェンバロ伴奏
・リコーダー演奏例
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
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