Recorder JP からのお勧め
リコーダー以外の楽器をやっていらっしゃるかたへ
セカンド楽器としてリコーダーもぜひどうぞ
ピアノ、電子オルガン、フルート、ギター、ボーカルなど、リコーダー以外の楽器を演奏される皆さん。
セカンド楽器としてリコーダー演奏をなさいませんか。
●あなたのセカンド楽器にリコーダーはぴったりです
リコーダーは、やさしくて体への負担が小さく、また音が小さいので家でも気兼ねなく演奏できる楽器です。それでいて、バロック作品をはじめとするオリジナルの名曲にこと欠かず、現代作家もリコーダーJPにすぐれた作品をぞくぞくと寄せてくださっている、すばらしい可能性を持つ楽器です。楽器演奏をすでに楽しんでいらっしゃるかたが、「ちょっと違う世界ものぞいてみよう」というさいに、こんなに手軽にやれて、しかも質の高い音楽が演奏できる楽器は、他になかなかないでしょう。
●セカンド楽器だなんて失礼?
「セカンド楽器」だなんて、自分たちが推奨する楽器をおとしめるかのような言い方をしているようですが、私たちはそうは思いません。音楽が好きな人が複数の楽器を演奏するのは、いくらでもあり得る自然なことだし、リコーダーは、いろんな楽器の奏者のかたが「セカンド楽器」として手にするのにとてもふさわしい楽器だと思います。そしてそれは、リコーダーのすばらしさの結果でこそあれ、リコーダーがつまらない楽器であるせいではありません。つまらない楽器ならば、他の楽器を演奏される、音楽に詳しい皆さんに、私たちがリコーダーを自信を持ってお勧めできるはずがないでしょう。
●リコーダーを愛した有名音楽家たち
リコーダーを演奏して楽しんでいた音楽家として、20世紀後半を代表する名ピアニスト、フリードリヒ・グルダがいます。グルダはまた、ベートーヴェンやバッハの演奏では最高のピアニストの一人として活躍した人でありながら、ジャズピアニストとしても活躍した、芸域の広いピアニストでした。こういう人がリコーダーの演奏も楽しんでいたということを、私たちはリコーダーにとって名誉なことだと嬉しく思います。
かの名指揮者・アルノンクールの娘さんは、すばらしい弦楽器奏者であり、同時にリコーダー奏者です。そもそも、リコーダー音楽復興の旗手であったフランス・ブリュッヘンも、もともとフルート奏者でした。そのように、リコーダーは、他の楽器を演奏する音楽家が、好んで手にするセカンド楽器として、親しまれてきたのです。実際、バロックオーボエやフルートを演奏されるかたが、リコーダーも楽しんでいらっしゃる例は、アマチュアにもプロにも数多いのです。
●管楽器を演奏されるかた・・・
フルートやクラリネット、サックスなどの管楽器を演奏される皆さん。皆さんにとっては、リコーダーは、すぐに習得できる実に手軽な楽器です。クラリネットやサックス、ましてトランペットやホルンともなれば、ご自宅で練習するのは、ご近所への迷惑を考えると、難しい場合があるでしょう。その点、リコーダーならば、自宅で、いつもで気が向いたときに気軽に手に取って演奏を楽しめます。管楽器奏者の皆さんにとって、リコーダーは、最適のセカンド楽器となるでしょう。
●管楽器以外の楽器をされるかた・・・
ピアノや電子オルガン(キーボード)、ギター、ドラムス、ヴァイオリンなど、管楽器でない楽器を演奏される皆さん。皆さんにとっては、「息の入れ方で歌う楽器」である木管楽器・リコーダーは、ご自分が演奏されるメイン楽器とはまったく違う発音方式の楽器を演奏する面白さ、別な世界を味わう楽しさが、新鮮で興味深いものとなるでしょう。木管楽器・リコーダーを演奏し、「息の入れ方で歌っていく」という音楽演奏の世界を体験することは、あなたの専門の楽器の演奏にも、有形無形の、はかり知れないよい影響を与えるに違いありません。
●歌っていらっしゃるかた・・・
ボーカル(声楽)をやっていらっしゃる皆さんにも、リコーダー演奏を楽しまれることを、私たちはお勧めします。リコーダーJPのリコーダー奏者・安宅留美子さんも、声楽をされる音楽家です。声で歌っていけるあなたなら、リコーダーでもきっと美しく歌えます。リコーダー演奏により楽器で歌うことを楽しんでいくことは、ふだん声で音楽をしているあなたにとって、きっと新鮮な魅力があり、また、声で歌う上で役立つ発見も、いろいろとあることでしょう。
リコーダーは、すでに他の楽器などを演奏されるかたの「セカンド楽器」としても最適な、やさしく、それでいて奥の深い、すばらしい楽器です。どうぞ、セカンド楽器としてのリコーダーで、リコーダーJPのいろいろな作品を楽しんでみてください。