コンテンポラリー・クラシック シリーズ

★人々の心に訴える現代作品の楽譜★

 リコーダー以外の楽器のための現代作品から、人々の心に訴える力を持つすぐれた作品の楽譜を、随時出版します。

■仕様・内容
(1)A4版スコア
(2)A4変形版パート譜

■製品ラインナップ
リコーダーJP コンテンポラリークラシック シリーズ 
品番 曲名 定 価 演奏へのリンク 買 う
CC-001 はじひろし フルート三重奏曲 第1番  1600円+税 Youtube
CC-002 はじひろし フルート三重奏曲 第2番  1600円+税 Youtube
CC-003 田淵宏幸 ヴィオラ・ダ・ガンバ練習曲集  1500円+税
CC-004 門田展弥 黒田節ファンタジー  1500円+税
CC-005 門田展弥 野ア(ざき)愛子の詩による女声合唱曲選集  1800円+税

以下 続巻


■RJPコンテンポラリー・クラシックについて

 バロック音楽を中心とする18世紀前半までの音楽は、おおむね人々が身近な場所で身近な人々とともに楽しむためにありました。厳しい身分社会ではありましたが、音楽と音楽愛好家の関係は幸福なものだったとも言えます。

 ところが市民社会が勃興した18世紀後半ごろから、音楽は名人演奏家の公開演奏会のためのものに変質していきました。もちろん、それを通じて数多くの重要な成果があったのも事実ですが、他方、音楽演奏を専門奏者たちの占有物にしてしまう傾きがあったことも否めません。

 そこから進んで20世紀以後に展開した「現代音楽」は、さまざまな新しい音楽の表現可能性を切り拓きはしたものの、ついに同時代の芸術音楽が公衆からほぼ完全に見放されるという、悲しむべき状況を生み出しました。「天才的作曲家の作品を天才的演奏家が奏して聴衆に与える」という音楽界の一方的な構造が、こうした不幸の背景にあったのは間違いないでしょう。

 しかし他方、現代音楽主流の閉塞状況を憂えて、広く演奏され愛されるような音楽を創作しようとしている作曲家たちも、少数ながら存在します。20世紀の芸術音楽のありかたに対する反省は今後も広がり、こうした動きがますます強まっていくのではないでしょうか。

 そこで我々も音楽の復興のために少しでも役立ちたいと考えて、「RJPコンテンポラリー・クラシック (Contemporary Classical)」シリーズを開始しました。真に人々に愛されるに足る現代作品を出版することに微力を傾注したい所存です。音楽を愛するすべての皆さんの助力を願ってやみません。

2013年 残暑の大阪にて RJPディレクター 石田誠司



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