ソナタ ハ長調 作品1の6
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2003 リコーダー用 1800円+税
SR-014 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード販売 620円(税込)
RG-003A リコーダー用 900円+税(絶版)
★解題★
J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタは、1705年にアムステルダムで出版されました。以後彼は続けさまに「作品2」「作品3」「作品4」まで、それぞれ12曲から成る曲集を出版しています。これはつまり、よほど好評だった(よく売れた)ということでしょう。そうでなければ、「続々々篇」までつくられるはずはありません。
※※作品1の出版年を1710年としていましたが、1705年のほうが正しいようですので、お詫びして訂正いたします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。
ルイエのソナタを楽しんでいた当時のアマチュアリコーダー奏者たちの幸福を、これから私たちも味わっていけるのだと思うと、わくわくしませんか。
★解説★
6つの楽章から成っています。1・2楽章はそれぞれに大きな存在感がありますが、3・5楽章は、それぞれ次の4・6楽章に対する導入のような印象の、ゆっくりした短い楽章です。全体を通して聴くと、活発な運動性が印象に残ります。
第1楽章はポコ・アレグロで、最初長い目の前奏がついています。細かな音符ですが、そのわりには、動きは比較的なだらかなせいか、おだやかな感じがします。
第2楽章はアレグロ。通奏低音も活発に音階で動き、16分音符のめまぐるしい運動で音楽が進みます。
第3楽章はアダージョの2分の3拍子で、悲痛な感じのメロディーを歌います。しかし、あまり重苦しく演奏せずに、あっさり目に演奏しても面白いと思います。
第4楽章はプレストで、再び16分音符が快速に書け抜ける音楽になります。しかし、細かな動きの中にもルイエらしいあたたかさやユーモアが感じられます。
第5楽章は再びアダージョで、ごく短い間奏の役割を果します。
第6楽章はアレグロのジークです。駆けあがったり降りて来たりする音階が耳に残る爽快な音楽です。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B3)
第2楽章(C1)
第3楽章(A2)
第4楽章(C2)
第5楽章(A2)
第6楽章(B3)
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏: 中村栄宏さん MIDIチェンバロ 石田誠司
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