ソナタ イ短調 作品1-7
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石田誠司の演奏
匿名サポーターKさんの演奏
YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」
全曲ノーカットで試聴できます
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
RG-028 ソプラノリコーダー用 900円+税 (絶版)
2028 ソプラノリコーダー用 1800円+税
ダウンロード製品 ソプラノリコーダー用 1860円(税込)
★解題★
ビガリアのソプラノリコーダーソナタ・イ短調は、「作品1」として出版されたソナタ集のなかの第7番(横吹きフルートのためのソナタ)をもとに、何者かが多少改変しながらソプラノリコーダー用に編曲してあったものです。この楽譜を現代譜として1965年に出版したSchott社版の解題によると、原典である手書き譜には「Flauta
di quatre」のためのソナタと記されているのだそうで、このFlauta di quatreというのは、ふつうのC管のソプラノリコーダーよりも1音低いB♭管のソプラノリコーダーだったということです。しかし、これは今ほとんど作られていませんので、C管のソプラノリコーダーで演奏するのが普通です。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成と言ってもいいと思います。
第1楽章はSchott版ではアダージョ(ゆっくりと)4分の4拍子、原典ではアフェトゥオーソ(愛情深く)です。付点のリズムは少し厳しめに取るのでしょう。ほんらいは、「間」のとりかたにも味のある曲なのだと思います。
第2楽章はアレグロ(快活に)8分の3拍子。かなり速い、1小節を1拍に感じるテンポを採用すべきでしょう。同音連打のモチーフが特徴的です。スラーのアーティキュレーションや、ときおり挟まれる付点のリズム、16分音符なども生き生きした味付けになっていて、構成もしっかりした佳品。
第3楽章はSchott版ではテンポ・ディ・メヌエット(メヌエットのテンポで)ですが、原典では再びアフェトゥオーソで、4分の3拍子です。たくさんトリルが書いてあるのはSchott版の原譜編曲者による追加です。また、後半のリピート指定がSchott版にはありません。
第4楽章は再びアレグロで、4分の2拍子。そうとう速いテンポが想定されているかも知れませんが、RJP版では推奨テンポ伴奏の速さをそこそこにとどめて、落ちついた良さを狙ってみています。後半、可憐な盛り上がりが胸に迫り、クライマックスの反復進行で登場する「8分音符→4分音符→8分音符」のシンコペ―ションが鮮やかに耳に残ります。
※演奏例がお聴きいただけます
カッコ内は指回り難度 です。
■ソプラノリコーダーによる演奏
第1楽章 (B−2)
第2楽章 (C−1)
第3楽章 (B−3)
第4楽章 (C−2)
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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