2本のアルトリコーダーのための組曲
ト長調 作品27-3
動画で全曲(完全版)を試聴できます
(RJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
3068 リコーダー用 1800円+税
RL-068 リコーダー用 1200円+税(絶版)
SR-106 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 リコーダー用 1860円(税込)
★解題★
作品27は、ミュゼット、リコーダーをはじめ各種の旋律楽器で演奏できる作品集として1730年にパリで発表された曲集です。6曲の無伴奏2重奏組曲と、2曲の通奏低音伴奏独奏曲から成っています。
小味な装飾に特色のあるフランスバロックらしい作品で、やさしく演奏でき、曲想もわかりやすい、楽しい曲集になっています。
★解説★
作品27-3の組曲はト長調で書かれており、5曲から成っています。軽快な楽しさ。
1 プレリュード
ラントマン(ゆっくりと)と指定されたプレリュード(前奏曲)です。「フランスふう序曲」によくみられる付点リズムを基調とする音楽ですが、同度のカノンとして進んでいくのが大きな特徴です。
2 コサック
ヴィヴマン(生き生きと)と指定されています。コサックはもちろんロシアの特殊な軍人組織を指す言葉で、作曲者なりにイメージがあったのでしょう。速い二分の二拍子で、ラすばしこい動きが盛り込まれています。
3 ロンド
グラシューズマン(優雅に)と指定されたロンド。ロンド主題に挟まれて演奏される2つの副主題を持っていますが、後世のロンドにおけるほど、性格の対照は強くありません。
4 メヌエット
8分の3拍子のメヌエットです。活発に動きたくなる音の並びかたで、この拍子で書かれていることからも、やや軽快めの演奏が良さそうです。
5 リゴドン
短調の中間部を持つリゴドンです。切れ味の鋭い速い楽曲で、八分音符に付されたトリルを演奏するのはかなり難しいですが、それには目をつぶってでも、快速感に遺憾のないテンポを目指すのがいいかも知れません。
※ 演奏例がお聴きいただけます
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
・プレリュード
・コサック
・ロンド
・メヌエット
・リゴドン
(B2)
(B3)
(B2)
(B3)
(C1)
※リコーダー演奏: 早川廣志 (多重録音)
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