リコーダーJP ボワモルティエ作品


2本のアルトリコーダーのための組曲
ハ長調 作品27-4



動画で全曲(完全版)を試聴できます
(RJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)


★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
3071 リコーダー用 1800円+税
RL-071 リコーダー用 1200円+税(絶版)
SR-118 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 リコーダー用 1860円(税込)



★解題★

 作品27は、ミュゼット、リコーダーをはじめ各種の旋律楽器で演奏できる作品集として1730年にパリで発表された曲集です。6曲の無伴奏2重奏組曲と、2曲の通奏低音伴奏独奏曲から成っています。

 小味な装飾に特色のあるフランスバロックらしい作品で、やさしく演奏でき、曲想もわかりやすい、楽しい曲集になっています。

(石田誠司)


★作品27−4 各曲解説★

1 モデレマン(中庸に)
 モデレマン(中庸に)と指示されているのみで表題はありませんが、プレリュード的な性格をもっています。前・後半とも最初はそれぞれのパートが単独で交互に吹き交わして始まりますが、相手のパートをよく聴いてうまくつながるように。

2 ロンド/グラシューズマン(優美に)
 ころころと転がるような動きが可憐な主題と、2つの挿入句からなる楽章です。二つずつスラーのつけられた十六分音符は、スラーの「切れ目」を意識して吹くといいでしょう。

3 タンブーラン/ゲー(陽気に)
 南仏由来の活発な舞曲で、歯切れのよい動きが特徴的です。明確なタンギングで。

4 ムニュエ(メヌエット)
 やや速めの軽いメヌエットです。十六分音符はあまり生真面目ではなく、少し揺れるような感じで吹いてもいいでしょう。

5 ジーグ
 8+8小節の短いジーグ、速い曲ですが大きな2拍子(八分音符3つ×2)と考えて、動きがせわしなくならないよう注意します。

6 ガヴォット I-II
 長調の第1ガヴォットに短調の第2ガヴォットが続き、(指示はありませんが)再び第1ガヴォットに戻って終わります。第2の部分はハ短調ですが、当時の書き方でフラット2個で書かれています。

(早川廣志)


※ 演奏例がお聴きいただけます

モデレマン 
ロンド
タンブーラン
メヌエット
ジーグ
ガヴォット
(B3)
(B3)
(C1)
(B3)
(C1)
(B3)
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 早川廣志 (多重録音)



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