リコーダーJP ベリンツァーニ作品


ソナタ ニ短調 作品3-2

全曲(ノーカット)が試聴できます
(YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)



★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
リコーダー用: 2261 1800円+税 

リコーダー用: SR-137 3800円+税 
ダウンロード製品 1860円(税込)


★解題★

 1720年にベネチアで出版された、アルトリコーダーと通奏低音のための12曲のソナタ集に収められた作品です。モチーフの造形がくっきりとしていて印象が鮮やかで、説得力のある展開が行なわれていく、実力を感じさせる作風です。


★解説★

 本来4つぐらいの楽章があったものと思われますが、唯一残っている出版譜の現物から(おそらく出版のときの版元のミスによって最初から)1頁分が欠けたようになっており、第1楽章と第2楽章しか伝わっていません。なお、Amadeus社版では、補筆により第3・第4楽章も備えた形で印刷されていますが、作曲者とは別人によるまるまるの追加創作ですので、弊社版では採用していません。あしからずご了承ください。

第1楽章は、アダージョ(ゆっくりと)と指定され、4分の4拍子で、付点の跳ねるリズムを基調として進んでいきます。音楽の進みかたは独特で、意外な転調や偽終止を織り込んだ、「何度も予想を裏切る進み方」が特徴的です。

第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。同音の連打で始まって、やがて16分音符がくるくると舞う主題を扱います。リコーダーが先導して、すぐ後ろから低音が模倣で追いかけたりその逆を演じたりするカノンふうの技法を駆使しながら、キビキビと音楽を進めます。


※ 演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(B3)
第2楽章(C1)

※カッコ内は指回り難度です。
※通奏低音実施: 高橋たかね  リコーダー演奏: 石田誠司 電子チェンバロ演奏: 石田誠司



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