ソナタ 第3番 ト長調
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
ダウンロード製品 620円(税込)
2324 リコーダー用 1800円+税
SR-172 リコーダー用 3800円+税
★解題★
M.ビッティの「チェンバロまたはバス・ヴァイオリンの通奏低音を伴うアルトリコーダー独奏曲集(Solos
for a flute, with a th[o]rough bass for the harpsicord or bass violin)」と題された、8曲から成るアルトリコーダーのためのソナタ集は、ロンドンのWalshから1711年に出版されました。(タイトルに誤りがあったため翌年に再版されました。上記のタイトルは訂正後のものです。)
★解説★
第3番・ト長調のソナタは、4楽章から成り、プレリュードと3曲の舞曲から成るという、「室内ソナタ」型のコンパクトなソナタ。わかりやすく、しかも詩情に満ちた愛すべき佳品です。
第1楽章はプレリュード(前奏曲)と題され、ラルゴ(広々と)と指定されています。全体に音域はすこし低めに寄っており、あたたかな曲調。ただ、独奏パートはかなり細かい音符まで使って旋律を縁取っており、いわば「装飾がすでに書き込まれている楽譜」のような趣です。
第2楽章は4分の3拍子のコレンテで、アレグロ(快活に)と指定されています。舞曲の形を借りてはいますが、後半の展開などかなりドラマチックです。
第3楽章は2分の2拍子のガボットで、プレスと(速く)という指定。かなり速いテンポが似合う感じで、さっそうと音楽が進みます。そして、音楽的な意味での「感情」がわかりやすく変化していくので、乗りやすく、気持ちをこめやすいでしょう。
第4楽章は4分の3拍子のメヌエットで、再びアレグロと指定されています。気品あるメヌエットだなぁと思いながら気分よく演奏できますが、最後に突然かげりを帯び、「ドッペルドミナントの第5音下方変異和音」などと呼ばれる、ちょっと珍しい和音も一瞬登場してスパイスを利かせています。(ただし、この点、低音数字記号の読み取りと解釈につき、異論があり得るかも知れません。)
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 (C1)
第2楽章 (C1)
第3楽章 (C1)
第4楽章 (B3)
※カッコ内は指回り難度 です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 (ヤマハ YRA-801 使用)
チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
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