リコーダーJP ボッティゴニ作品
ソナタ ヘ長調
(試聴用動画準備中)
全曲ノーカットで試聴できます
(YouTubeのリコーダーJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
ダウンロード製品 1860円(税込)
★解題★
Polo Bottigoni のヘ長調のソナタは、イタリアはパルマ市「パラティーノ図書館(元のパルマ王立図書館)」所蔵の Sinfonie di Varji Artori(諸作家のソナタ)と題された写本に収録されています。作曲者について、私どもではこれ以外の情報を得ることができていません。何かご存知のことがありましたら、ご教示いただけましたら幸いです。
★解説★
曲は緩急緩急の4楽章構成で、どの楽章も緻密に書かれた佳品です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子。気品のあるテーマで始まり、わかりやすく語り進めていきます。一貫して長調の明るい響きが続きますが、最後の最後に、一瞬だけ「減七」の和音により短調の響きを響かせるのも、洒落ています。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子で、活発に音を刻むトッカータふうの音楽です。何度か登場する1オクターブの音階をかけ下るモチーフを合図に、キビキビと小気味よくかけめぐります。
第3楽章はニ短調で、ラルゴ(ひろびろと)、2分の3拍子で、ゆったりと哀切に歌います。最後はアダージョの指定があって、フリギア終止になります。
第4楽章は再びアレグロで、8分の12拍子、ジーグふうの音楽です。開始後間もなく(3小節から)登場するリズム型の音型への執着をみせながら、力強く展開していきます。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−2)
第3楽章(B−1)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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