イギリスのエア
第1集 46〜49番
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RJP応援チャンネル「リコーダーの底力」
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
ダウンロード製品 1240円(税込)
★解題★
1702年に、ジョージ・ビンガム(George Bingham) 編著になる「イギリスのエア50選」(50
Airs Anglois)というアルトリコーダーのための曲集がアムステルダムで発刊されました。これを第1巻として、3冊の続巻が数年の間に次々に出版され、総計170曲のエアと4曲のソナタを含む大部の曲集シリーズとなりました。
内容から見ると、明らかに教則的な目的を念頭に置いた企画で、無伴奏独奏曲、無伴奏二重奏、そして通奏低音伴奏独奏曲を学びつつ、いろいろなテンポや拍子、さまざまな舞曲形式などにも親しめるように構成されています。指導者との二重奏で学ぶことも想定されていたのでしょう。
そして、ソナタはもちろん一連のいくつかの楽章によって構成されていますが、そのほかの多数のエアも、同じ調の曲を数曲続きにまとめてあるので、これを組曲として演奏することができるようになっています。そこで、RJPでも、無伴奏二重奏や通奏低音伴奏のエアについては、これらを便宜的に組曲のようなものと扱って制作出版していくことにしました。
順に学んでいけば、まだアルトリコーダーを手にして日の浅い人たちにとって、格好の練習曲集となるでしょう。
★解説★
ビンガムの「50のイギリスのエア」は、1〜20が無伴奏独奏曲、21〜30が無伴奏二重奏曲で、31番以後が通奏低音伴奏つき独奏曲になっています。ここに収録したのは、ニ短調で書かれた第46番から49番のエアで、このうち47番には編者の名がイニシャルで「G.
B.」と記され、48場と49番にはヘンリー・パーセルと記されています。
第46番は4分の4拍子でアレグロ(快活に)と指定されています。2拍だけの不完全小節で始まり、順次進行を中心とする民謡か唱歌ふうの淡々とした感じの旋律を歌い進めます。前半を繰り返したあと、後半では途中に少しリズムに変化が持ち込まれて動きが速くなりますが、最後は元の感じに戻ってしめくくります。
第47番も4分4拍子・アレグロです。4拍目だけの不完全小節で始まり、いきなり四分音符での「ひとり2声部」音型で始まります。ただ、そのあとは八分音符を中心とする、すこしすばしこい感じの音楽になります。音の動きにもリズム型にも変化が豊富で、おもしろく書かれています。
第48番も、アレグロと指定された4分の4拍子のエアで、堂々とした感じの主題で始まります。後半に入るとともに長調に転じ、分散和音に乗って上っていく最初のフレーズは、まるで視界が広がっていくかのような魅力があります。そのあとはニ短調に戻ってジグザグ音型で収束していきます。
第49番はプレスト(速く)と指定され、8分の6拍子です。ただ、16分音符もありますし付点の跳ねるリズムも含まれていますので、そう無茶な速さで演奏する曲でもないでしょう。力強く、また鋭く切りつけるようなモチーフを駆使し、簡潔にまとめられています。
※演奏例がお聴きいただけます
46 エア (B−1)
47 エア (ジョージ・ビンガム)(B−2)
48 エア (H. パーセル)(B−2)
49 エア (H.パーセル)(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 電子チェンバロ演奏:石田誠司
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