イギリスのエア
第2集 1〜4番
全曲試聴動画
RJP応援チャンネル「リコーダーの底力」
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
ダウンロード製品 1860円(税込)
★解題★
1702年に、ジョージ・ビンガム(George Bingham) 編著になる「イギリスのエア50選」(50
Airs Anglois)というアルトリコーダーのための曲集がアムステルダムで発刊されました。これを第1巻として、3冊の続巻が数年の間に次々に出版され、総計170曲のエアと4曲のソナタを含む大部の曲集シリーズとなりました。
内容から見ると、明らかに教則的な目的を念頭に置いた企画で、無伴奏独奏曲、無伴奏二重奏、そして通奏低音伴奏独奏曲を学びつつ、いろいろなテンポや拍子、さまざまな舞曲形式などにも親しめるように構成されています。指導者との二重奏で学ぶことも想定されていたのでしょう。
そして、ソナタはもちろん一連のいくつかの楽章によって構成されていますが、そのほかの多数のエアも、同じ調の曲を数曲続きにまとめてあるので、これを組曲として演奏することができるようになっています。そこで、RJPでも、無伴奏二重奏や通奏低音伴奏のエアについては、これらを便宜的に組曲のようなものと扱って制作出版していくことにしました。
順に学んでいけば、まだアルトリコーダーを手にして日の浅い人たちにとって、格好の練習曲集となるでしょう。
★解説★
ビンガムの「40のイギリスのエア 第2集」(40のエアと3曲のソナタ)は、通奏低音伴奏のエア40曲と、巻末に収められた、おまけのような数曲から成っています。ここにまとめたのは、1番〜4番にあたる、一連のイ短調の楽曲です。
1 オヴァチュア(エロバート・キング)
作曲者としてクレジットされているロバート・キング(1676-1728)は、ジョン・バニスターの後を継いで長らく英国王室に仕えた音楽家でした。曲は荘重な付点リズムの音楽で始まり、速いフーガがそれに続く典型的な「フランス風序曲」で、作者の力量を伺わせる立派な出来栄えです。最後にアダージョ(ゆっくりと)と指定された収束部が置かれています。
2 ブーレ(ビンガム)
作曲者としてG. B. とイニシャルでクレジットされていて、もちろん著者「ジョージ・ビンガム」のことです。生き生きした佳品で、原典では「セーニョ記号」で挟むことにより最後の4小節を2度演奏するよう指定されています。
3 メヌエット(ビンガム)
著者によるメヌエットです。後半、いったん長調になったあと短調に戻すあたりがなかなかイカス感じで、いい曲になりました。
4 ジグ(ビンガム)
コンパクトにまとめられたジーグ。付点の跳ねるリズムを使っていますので、そう速いテンポでなくていいでしょう。ジーグとしては、ノリがやや独特です。
※演奏例がお聴きいただけます
1 オヴァチュア(ロバート・キング)(B−2)
2 ブーレ(ビンガム)(B−2)
3 メヌエット(ビンガム)(B−2)
4 ジグ(ビンガム)(B−3)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 電子チェンバロ演奏:石田誠司
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