リコーダーJP コートヴィル作品


アルトリコーダー デュオソナタ
第1番 ハ短調


Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。


★この曲を収録したマイナスワン音源つき楽譜★
3079 リコーダー用 1800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)


 1700年ごろアムステルダムでRogerにより出版された「14のソナタ」という曲集に、フィンガー(6曲)やペジブル(2曲)の作品とともに収録された6曲の無伴奏デュオソナタのなかの第1曲です。


★解説★

 5つの楽章から成っています。全体に大人しい感じの曲で、ところどころ、意図のはっきりとわかりにくい音もありますが、2本のリコーダーが協力して音楽をつくっていく面白さは一級のものだと思います。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。いろいろなリズム型のモチーフが次々に出てきますが、全体のトーンは渋いものがあります。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子で、全曲中で最も生き生きした感じの楽章です。しかし、それほど速い動きは求められていませんから、やさしく演奏できるでしょう。

 第3楽章は再びアダージョ、4分の4拍子で、短い間奏曲のようなおもむきです。二人が1音ずつ交替して1本の旋律を奏するような趣向から始まり、やや珍しい感じのズレ方で下ってきて、しめくくられます。

 第4楽章はポコ・ラルゴ(やや広々と)と指定され、4分の3拍子です。2本のリコーダーが、比較的よく声を揃えて(つまり同一のリズムで)動いていく箇所が多く、テンポはかなり速くても良さそうです。

 第5楽章はまたもアダージョで、4分の4拍子です。2本のリコーダーが呼び交わすようにして始まり、付点の跳ねるリズムを基調として音楽を進めます。


※ 演奏例がお聴きいただけます

1 アダージョ 
2 アレグロ 
3 アダージョ
4 ポコ・ラルゴ
5 アダージョ
B2
B3
B1
B2
B2

※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 武藤哲也



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