リコーダーJP デュパール作品


ソナタ 第2番 イ短調


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★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
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★解題★

 7つの楽章から成るとみるのが妥当でしょうか。プレリュードのあとに4つの舞曲(または舞曲ふうの楽章)と短い間奏曲が2曲という構成です。もっともっと演奏されてよい傑作。


★解説★

 第1楽章はプレリュードと題されています。遅い部分と速い部分から成り、まず遅い部分はラルゴ(広びろと)・4分の3拍子で、付点の跳ねるリズムを基調としています。そして、速い部分は4分の4拍子になり、ヴィヴァーチェ・エ・アフェトゥオーソ(生き生きと、愛情深く)と指定されたフーガになっています。拍子の関係などが変則ではありますが、フランス風序曲のスタイルを踏まえているのでしょう。

 第2楽章はグラーヴェ(重々しく)、2分の3拍子の、短い間奏曲ふうの楽章です。イ短調の主和音で始まった形を取ってはいるのですが、調が確立する前にいきなり「減七の和音」に進むことにより「実はホ短調でした」という開始です。その後も減七の和音が多用されていて、休符を挟みながら進むとつとつとした語り口ながら、陰鬱な響きが耳に残ります。

 第3楽章はアレグロ(快活に)、8分の3拍子で、パスピエなのでしょうか、かなり速いテンポの曲らしく感じられます。また、お人により、イネガル(それもいろいろな程度の)をおこなってみたくなるかも知れませんので、通奏低音は、エガールから強いイネガルまで、どんな解釈にも対応できるように八分音符までしか用いずに弾いています。

 第4楽章はサラバンド、4分の3拍子で、再びラルゴと指定されています。サラバンドの特徴的なリズム(四分・付点四分・八分)を随所で用いながら、品良くコンパクトにまとめられています。

 第5楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、2分の2拍子で、ガボットか何かでしょうか。なだらかに進む八分音符の動きと、大きく跳躍進行する四分音符を組み合わせて、鮮やかな印象の音楽を繰り広げます。

 第6楽章はアダージョ、4分の4拍子の短い間奏曲ふうの楽章です。和声的には第2楽章と全く同じと言ってもよい趣向で進みますが、今度は低音が八分音符の連打になることで、がらりと印象が違う曲になっています。第2楽章とちがって属和音(半終止)で、第7楽章を呼びながら終わります。

 第7楽章は8分の6拍子のジーグで、再びアレグロと指定されています。ジーグのなかでもかなり速いテンポが合いそうでなタイプではないでしょうか。そして、リコーダーが保続音を担当し、低音だけが力強く動いて終止へと導くかっこいい趣向が強い印象を残します。作曲者もよほど気に入ったようで、調を変えて3回(前半の繰り返しを行えば都合4回)も用いました。



※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(B−1)
第3楽章(B−2)
第4楽章(B−2)
第5楽章(B−3)
第6楽章(B−2)
第7楽章(C−1)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 (ヤマハ YRA-302  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司


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