ソナタ ニ短調 作品1-2
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★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
SR-006 リコーダー用 3800円+税
2010 リコーダー用 1800円+税
SF-036 フルート用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
RG-010A リコーダー用 900円+税(絶版)
★解題★
J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品1」は、1705年にアムステルダムで出版されました。以後彼は続けさまに「作品2」「作品3」「作品4」まで、それぞれ12曲から成る曲集を出版しています。これはつまり、よほど好評だった(よく売れた)ということでしょう。そうでなければ、「続々々篇」までつくられるはずはありません。
※※作品1の出版年を1710年としていましたが、1705年のほうが正しいようですので、お詫びして訂正いたします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。
ルイエのソナタを楽しんでいた当時のアマチュアリコーダー奏者たちの幸福を、これから私たちも味わっていけるのだと思うと、わくわくしませんか。
★解説★
作品1の1に次いでよく演奏され親しまれている曲のひとつかも知れません。5つの楽章から成り、緩・急・緩・急・急という構成になっています。
第1楽章はアダージョ。ルイエらしい、よく歌う叙情的な旋律で、せつせつと訴えかけるものがあります。
第2楽章はアレグロで、フガートふうに進む軽妙な音楽です。スピード感が気持ちよく、森さんの実施もがっちりしていて建築感がすばらしい。
第3楽章はラルゴでゆったりと歌います。同じメロディーを何度も繰り返しているようですが、和声に工夫があって細やかな味わいです。
第4楽章はジーク。軽く弾むように跳躍するうごきに特長があり、曲後半は低めの音域を中心として渋くなるところが独特。
第5楽章はガヴォットで、付点のリズムを基調とした軽い動きの音楽でありながら、やはりここでも音域が低めで響きの渋い音楽になっています。
※ 演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(A−2)
第4楽章(B−3)
第5楽章(B−3)
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏: 織田優子さん チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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