リコーダーJP ルイエ作品


ソナタ ト長調 作品1-3


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★この曲を収録したCDつき楽譜★

2011 リコーダー用 1800円+税
SR-006 リコーダー用  3800円+税
SF-036 フルート用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)

RG-011A リコーダー用  900円+税(絶版)



★解題★

 J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品1」は、1705年にアムステルダムで出版されました。以後彼は続けさまに「作品2」「作品3」「作品4」まで、それぞれ12曲から成る曲集を出版しています。これはつまり、よほど好評だった(よく売れた)ということでしょう。そうでなければ、「続々々篇」までつくられるはずはありません。

 ※※作品1の出版年を1710年としていましたが、1705年のほうが正しいようですので、お詫びして訂正いたします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。

 ルイエのソナタを楽しんでいた当時のアマチュアリコーダー奏者たちの幸福を、これから私たちも味わっていけるのだと思うと、わくわくしませんか。

★解説★

 4つの楽章から成り、緩・急・緩・急という構成になっています。

 第1楽章はラルゴ(幅広く)ですが、調子のよいリズムに乗せて音楽が進みますので、少々速めのテンポもあり得るでしょう。最後の2小節にひと趣向あって気が利いています。

 第2楽章はアレグロ(快活に)で、めまぐるしく16分音符が走る個所もありますが、そう長くは続かないので練習すれば思ったほど苦労しないのではないでしょうか。リズムの面で第1楽章と共通点があり、ルイエがきちんと有機的に曲を発想し構成していることがわかります。

 第3楽章はアダージョで、「アフェトゥオーゾ(愛情深く)」を補っている版もあります。やさしく演奏でき、歌いやすく美しい。切れ目なく第4楽章に続きます。

 第4楽章はアレグロのガヴォットです。強弱のコントラストを意図して書かれた部分がありますので、できるだけ表現してみたいところです。ルイエの個性がよく出た親しみやすい曲調の楽章です。


※ 演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B1)
第2楽章(C1)
第3楽章(B1)
第4楽章(B2)
 ※カッコ内の表記は指回り難度です
 ※リコーダー演奏: 中村栄宏さん  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司



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