リコーダーJP ルイエ作品


ソナタ ヘ長調 作品2の1


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★解題★

 J.B.ルイエの「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品2」は、1705年の作品1につづき、1715年にアムステルダムで出版されました。作品1から10年の歳月を経て、親しみやすく清新な作風にはいっそうの磨きがかかっています。

  ※作品1の出版年を1710年としていましたが、1705年のほうが正しいようですので、お詫びして訂正いたします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。


★解説★

 4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)4分の4拍子。おだやかな音楽ですが、途中、笛が1本で2声をかなでるところがあり、この扱いが後の楽章でもときおり顔をのぞかせます。この曲の特徴のひとつになっているわけです。

 第2楽章はアレグロ(快活に)4分の4拍子。軽妙軽快な運動性が爽快です。速い動きのなかで2声にきかせなければならないところがあちこちにありますから、演奏上、注意を払いたいところです。

 第3楽章はラルゴ(幅広く)、4分の4拍子、ニ短調。拍子感といい転調といい、非常に微妙な味わいを持っています。特異な傑作と言ってよいでしょう。

 第4楽章はジーク、8分の6拍子。音が実に生き生きとしていて爽快感があり、ルイエの数あるジークの中でも秀作の一つではないかと思います。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−2)
第3楽章(B−1)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司 (2005年10月録音)


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