ソナタ ニ長調 作品2の10
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
ダウンロード製品 620円(税込)
2053 リコーダー用 1800円+税
RG-053 リコーダー用 900円+税 (絶版)
SR-027 リコーダー用 3800円+税
★解題★
J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品2」は、1700年代の早いころ、作品1につづきアムステルダムで出版されました。作品1から数年の歳月を経て、親しみやすく清新な作風にはいっそうの磨きがかかっています。
※どうも作品の出版年についていろんな文献の説がばらばらなのでこのような申し上げ方をすることにします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、そして作品1の出版年を1705年とする説が正しいとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。比較的小規模な作品で、可憐なルイエらしい佳品。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)4分の3拍子。さわやかに歌い出し、高い音から低い音まで自在にあやつってきよらかな情緒をかもします。
第2楽章はアレグロ(快活に)、8分の3拍子。速いテンポでフーガふうに進行します。トリルが指定された装飾的な音型がぴりりとした味付けになっています。後半はブレスに少し工夫がいるかも知れません。
第3楽章はラルゴ(ひろびろと)で、4分の4拍子。ロ短調で悲しみを歌います。4小節目にフェルマータがありますので、伴奏は少し間をとっていますから、演奏例のように何か指ならしを吹いて次に入ってもよいでしょう。
第4楽章は4分の2拍子のガボットで、アレグロと指定されています。やわらかで軽妙な味はルイエの独壇場。ここでもトリルの指定された装飾的動機が何度も出てきます。キマるとかっこいいのですが。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−1)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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