ソナタ ヘ長調 作品4の3
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★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
RG-117 リコーダー用 900円+税(絶版)
SR-054 リコーダー用 3800円+税
2117 リコーダー用 1800円+税
★解題★
J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品4」は、1700年代の早いころ、作品1・作品2・作品3につづきアムステルダムで出版されました。
★解説★
6つの楽章から成っています。
第1楽章はラルゴ(ひろびろと)、4分の4拍子で、わりに細かな音符で歌っていきます。終わりのところにちょっとした工夫があります。
第2楽章はアレグロ(快活に)2分の2拍子ですが、よほどの名人でない限り、たとえば「2分音符=90/分」のような速さで演奏するのは至難のことですから、4分の4のように感じて演奏してよいと思います。演奏例も伴奏もそういう考え方によっています。
第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子の、間奏曲ふうの楽章です。本来はあまり拍にとらわれずかなり自由に奏する曲だと思われ、1小節内の音符の拍数が規則に合わないところもたくさんあります。本書の楽譜は一応原典(ロジャー版)の雰囲気を残しながら、ある程度、現代人にとって読みやすいように整理したものです。伴奏も「自由な演奏」に合うものを収録するのは不可能ですので、およそテンポを守った演奏になっています。
第4楽章は再びアレグロ、4分の4拍子です。ルイエ得意の飄々としたガボットふうの楽章で、ルイエは「作品1−4」をはじめ、何度かこの感じの曲を書いています。
第5楽章は再びラルゴで、2分の3拍子です。ヘ短調で、やや重々しく悲しみを歌います。
第6楽章はまたもアレグロで、8分の6拍子のジークです。無駄なく引き締まっていて、よく書けた終曲になっています。
※ 演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(B−3)
第2楽章(C−2)
第3楽章(B−3)
第4楽章(B−2)
第5楽章(B−1)
第6楽章(B−3)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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