ソナタ 第4番 ヘ長調
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2254 リコーダー用 1800円+税
SR-128 リコーダー用 2800円+税
ダウンロード製品 リコーダー用 1860円(税込)
★解題★
オーストリアのハラッハ伯爵(ナポリの副王を勤めた音楽好きの貴族)のコレクションのなかに、レオナルド・レオのリコーダーソナタ7曲の写しが含まれていました。本作はそのなかの4番目の曲です。
★解説★
緩急緩急の4楽章構成。第3楽章ラルゴはイ短調で書かれています。
第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子です。32分音符による細かな動きで音の刺繍をくりひろげていきます。終わり近くに、独特の「立ち止まった感」のある表現が登場します(これは第4楽章にも出てきます)。最後は半終止で第2楽章に続くように終わります。
第2楽章はアレグロ・アッサイ(非常に快活に)、2分の2拍子です。活発に運動する、推進曲の強い音楽で、明快なわかりやすいテーマを扱っていきます。形式的には、のちに発達するソナタ形式を先取ったような構造をしていますが、第2主題部分はあまりはっきりしていません。
第3楽章は、再びラルゴ・4分の4拍子で、イ短調の短い楽章です。16分音符の歩みで切々と語っていきます。
第4楽章は8分の3拍子の舞曲ふうの音楽で、再びアレグロ・アッサイと指定されています。「立ち止まった感」のある箇所は前半に出てきます。(「よく意味のわからないモチーフを2度繰り返す」というだけのことなのですが。)かろやかな楽しさのあふれる終曲です。
※ 演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(C1)
第2楽章(C1)
第3楽章(B2)
第4楽章(C1)
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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