リコーダーJP マルチェロ作品
ソナタ ヘ長調 作品2−1
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2037 リコーダー用 1800円+税
SR-004 リコーダー用 3800円+税
RG-037 リコーダー用 900円+税 絶 版
SF-019 フルート用 2400円+税
SF-030 フルート用 3800円+税
★解題★
作品2のアルトリコーダーソナタ集(12曲)は作曲者マルチェロが26歳だった1712年にヴェネチアで出版されました。生前から何度も版を重ね、のちにはフラウト・トラヴェルソ用に移調されてロンドンでも出版され、人気を博したといいます。青年作曲家マルチェロの自由な創意が息づいた貴重な作品集だと言えるでしょう。
★解説★
4楽章、緩・急・緩・急の構成。みずみずしい才能が感じられ、かつきりり引き締まったすばらしい作品です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子で、付点のリズムを基調としたおだやかな歌です。一見すると平凡なようですが、随所に意外な音がちりばめられています。
第2楽章はアレグロ(快活に)4分の4拍子。マルチェロらしいリズム感のよい音楽で、じつに調子よく進みます。
第3楽章はラルゴ(幅広く)2分の3拍子。ニ短調に転じ、簡素に悲しみを歌います。深く心に染みてきます。
第4楽章は再びアレグロで、ジークなのでしょう。リズミカルで心が浮き立つような喜びにあふれています。節回しや同音連打のモチーフから、私などはヘンデルのヘ長調ソナタや変ロ長調ソナタのジークを思い出しますが、作曲年はこちらが先。影響を受けたとすればむしろヘンデルの方なのです。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−1)
第2楽章(C−2)
第3楽章(B−1)
第4楽章(B−3)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司(第二楽章は「ゆっくり目の伴奏」によっています) チェンバロ(電子楽器)演奏:
石田誠司
■フルートによる演奏
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
※フルート演奏:大塚ゆき チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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