ソナタ ト短調 作品2−3
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2047 リコーダー用 1800円+税
SR-004 リコーダー用 3800円+税
SF-030 フルート用 3800円+税
RG-047 リコーダー用 900円+税(絶版)
ダウンロード製品(リコーダー用) 620円(税込)
★解題★
作品2のアルトリコーダーソナタ集(12曲)は作曲者マルチェロが26歳だった1712年にヴェネチアで出版されました。生前から何度も版を重ね、のちにはフラウト・トラヴェルソ用に移調されてロンドンでも出版され、人気を博したといいます。青年作曲家マルチェロの自由な創意が息づいた貴重な作品集だと言えるでしょう。
★解説★
4楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。緊密に構成され、随所に新鮮な和声やモチーフがちりばめられた、掛け値なしの傑作。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、8分の12拍子でやわらかに歌います。おしまい近くに現れる偽終止は近代的なセンスと呼びたいような新鮮な効果を持っています。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子で、軽快で躍動感あふれるすばらしい快速楽章です。
第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子。短い間奏曲です。フリギア終始で、切れめなく第4楽章に続きます。
第4楽章はプレスト(速く)で、テンポ・ジュースト(インテンポで)と指定されています。8分の3拍子で、リコーダーと低音が呼び交わしながら対位法的に進みます。書法が緻密で音楽の生気がすばらしいうえ、変化に富んだ展開も絶妙。マルチェロのすばらしい才能を如何なく発揮した逸品です。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−2)
第3楽章(A−2)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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