ソナタ ハ長調 作品2−9
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★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
SR-020 リコーダー用 3800円+税
2065 リコーダー用 1800円+税
ダウンロード製品 1860円 (税込)
RG-065 リコーダー用 900円+税(絶版)
★解題★
作品2のアルトリコーダーソナタ集(12曲)は作曲者マルチェロが26歳だった1712年にヴェネチアで出版されました。生前から何度も版を重ね、のちにはフラウト・トラヴェルソ用に移調されてロンドンでも出版され、人気を博したといいます。青年作曲家マルチェロの自由な創意が息づいた貴重な作品集だと言えるでしょう。
★解説★
4楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子で、きよらかであたたかみのある曲です。付点のリズムを基調としていますが、複雑な動きがあまりなく、たいへんやさしく演奏できるのも特徴です。
第2楽章はアレグロ(快活に)4分の4拍子。実に独特な音楽で、アレグロで付点16分音符や32分音符がこんなに出てくる曲は滅多にないでしょう。速いスラー音型をアクセントにしてユーモラスに展開します。
第3楽章はラルゴ(広びろと)、4分の3拍子。短い中に意外性がいくつも盛り込まれた不思議な魅力のある曲です。
第4楽章はアレグロ、8分の12拍子のジークふうの音楽です。軽やかに爽やかに進みますが、最後に突如4分の3拍子(実質的に8分の9拍子と考えるべきでしょう)の短調になって驚かされます。自由な発想で奔放に作曲したマルチェロの真骨頂。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−2)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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