3本のアルトリコーダーのめのソナタ
ハ短調 作品1-4
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録したマイナスワン音源つき楽譜★
3104 リコーダー用 1800円+税
SR-147 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
★解題★
1708年にオランダで出版されたマッテゾンの「作品1」 のアルトリコーダー重奏ソナタ集では、全12曲のうち、第3番から第10番に至る8曲が三重奏曲になっています(他は二重奏曲)。本作は三重奏曲の冒頭を飾る曲ということになります。
★解説★
作品1−4の三重奏曲は3つの楽章から成り、全体に悲劇的なトーンの強い内容になっています。古典派以後ならば「フラット3つ」になるハ短調の曲ですが、バロック時代の慣例で「フラット2つ」の調号で書かれています。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。渋く落ち着いた楽曲で、ト短調やヘ短調にも揺れながら思索的な音楽を繰り広げます。たんねんに作りこまれた名品。
第2楽章はアレグロ(快活に)、8分の12拍子です。八分音符にもトリルがつけられている箇所がありますので、そう速いテンポではないのでしょう。短いながらもフーガになっています。
第3楽章は4分の3拍子のメヌエット。後半に出てくる、高音の保続音の下で他の2声が声をそろえて動くエピソードが魅惑的です。
※ 演奏例がお聴きいただけます
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 武藤哲也
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