3本のアルトリコーダーのめのソナタ
変ロ長調 作品1-6
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録したマイナスワン音源つき楽譜★
ダウンロード製品 620円(税込)
3107 リコーダー用 1800円+税
SR-149 リコーダー用 3800円+税
★解題★
1708年にオランダで出版されたマッテゾンの「作品1」 のアルトリコーダー重奏ソナタ集では、全12曲のうち、第3番から第10番に至る8曲が三重奏曲になっています(他は二重奏曲)。
★解説★
作品1−6の三重奏曲は4楽章から成り、ハーモニーが美しくて軽妙な味がすばらしい傑作です。
第1楽章はアンダンテ(歩くように)、8分の6拍子です。第1リコーダーが先導し、第2リコーダー・第3リコーダーがほぼ声を揃えて合いの手を奏する形で進んでいきます。同じリズムの繰り返し‥‥‥と思って油断していると、ひょいと違うリズムが紛れ込ませてあって泡を食います。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。速い16分音符のテーマによるフーガとして始まり、すばらしいスピード感ですが推移部では今度は絶妙に美しいゼクエンツ。二度目の提示〜応答セットのあと、同音の連打を取り入れたリズミカルな音楽になったり、新しい主題の同度での順次模倣など、多彩な音楽を繰り広げます。絶品の快速楽章です。
第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)、;4分の4拍子です。冒頭で第2リコーダーが示す主題を歌い交わしながら、清澄な響きに包まれるような音楽が進みます。
第4楽章はガボット、2分の2拍子です。実に調子のよいリズミカルな歩みで音楽が進んでいきます。気品のある、澄明な響きの美しさが耳に残ることでしょう。
※ 演奏例がお聴きいただけます
・1 アンダンテ
・2 アレグロ
・3 アダージョ
・4 ガヴォット
B2
C1
C1
B3
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 武藤哲也
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