アルトリコーダー デュオソナタ
変ロ長調 作品1-11
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録したマイナスワン音源つき楽譜★
3087 リコーダー用 1800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
★解題★
1708年にオランダで出版された マテゾンの作品1は全部で12の曲よりなっていますが、はじめと終わりの二曲づつが二重奏、その間の八曲が三重奏曲という変わった構成です。二重奏としては3曲目の第11番は変ロ長調の曲ですが、当時の習慣に従ってフラット一つでかかれています。
★各楽章解説★
第1楽章 Prelude 前奏曲
Andante(アンダンテ=歩くような速さで)という速度表示から、あまり遅すぎない中庸の速さで演奏すべきですけれども、随所に出てくる16分音符の動きが「忙しい」感じにならないくらいの速度が望ましいでしょう。
第2楽章
Allegro(快活に) 快活な3拍子で軽快な音楽ですが、ところどころにソロ的な動きや(第1パートの26〜30小節など)連続して半音階で上昇する箇所(51〜56小節)があり、趣向を凝らした楽章です。
第3楽章
Adagio (ゆっくりと) 次の楽章への準備的な短い楽章ですが、響きの移り変わりを楽しんでください。
第4楽章 Chaconne シャコンヌ
バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータなどドイツでは遅く・重厚な曲として書かれることの多かったシャコンヌですが、この曲ではフランス同様中庸な速さの華やかな音楽として書かれています。4小節の和音進行が繰り返される上で、二つのパートが役割を交代しつつ変奏を繰り広げていきます。なお第2パートの16小節は原譜に誤りがあり、第1パート12小節にあわせて訂正しました。
(早川廣志)
※ 演奏例がお聴きいただけます
・1 前奏曲
・2 (アレグロ)
・3 (アダージョ)
・4 シャコンヌB3
C1
A1
C1
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 早川廣志
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