リコーダーJP ペープシュ作品


ソナタ 第5番 変ロ長調


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2110 リコーダー用 1800円+税
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★解題★

 まだ二十歳を過ぎたばかりのペープシュは、アムステルダムでリコーダーのための通奏低音伴奏ソナタを6曲セットで出版しました。その後、イギリスに渡ってすばらしい活躍をみせたペープシュの、これは若き日の記念碑的な作品と言えるでしょう。


★解説★

 4つの楽章から成るとみられます。

 第1楽章は4分の4拍子・アダージョ(ゆっくりと)で始まり、間もなくプレスト(速く)の部分になります。これが途中でヘ長調に転じたままいったん終止すると、最初のアダージョが今度はヘ長調で戻ってきて、続いて再びプレストの音楽になります。そして最後に変ロ短調でアダージョが戻ってきますが、最後の和音でまた長調に戻って終わります。

 第2楽章はアレグロ(快活に),4分の4拍子です。跳躍が多くてリズムにも独特なところのあるちょっと奇妙な主題で始まり、分散和音の音型になったかと思うと、こんどはジグザグ音型になるなど、次々に多彩な音型をくり出して音楽を進めます。

 第3楽章はアダージョ、4分の4拍子で、ト短調の音楽になります。最初に短い主題が休符を挟んで繰り返されることで始まり、短い中でめまぐるしく転調をおこないながら歌い継ぎます。

 第4楽章は変ロ長調に戻って、再びアレグロで、8分の6拍子のジークふうの音楽です。歯切れがよく音の動きも面白い、よくできた終曲になっています。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−2)
第4楽章(B−3)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司

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