リコーダーJP ペープシュ作品


ソナタ 第10番 ハ長調


Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。

★この曲を収録したCDつき楽譜★
2218 リコーダー用 1800円+税
RG-218 リコーダー用 1200円+税(絶版)
SR-116 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込み)


★解題★

 アムステルダムで出版された6曲のソナタが、1700年代はじめ、ロンドンでWalshによる再版が発売されると、おそらく人気があったのでしょう、続編が企画され同じWalshから出版されました。それが作品2aのソナタ集です。

 作品1に比べると、より後期バロック的な特徴が強くなっているように思われます。


★解説★

 4つの性格の異なる楽章から成っています。取り組みやすいわりに演奏効果が高く、すみずみまで心憎い出来栄えの、すぐれた作品です。

 第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4表紙です。通奏低音が奏でる短い前奏に続いて、多彩なリズムを持つ、しかし平明なテーマを奏します。このテーマが遺憾なく展開され、やがてフリギア終止で終わったのかと思うと、通奏低音がまた前奏を奏でます。続いてリコーダーがテーマを再現し、そのまま収束に入ります。内容豊富で、しかも姿よくまとめられた、すばらしい楽章です。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子です。明快なテーマに始まるメヌエットふうの音楽で、前半・後半とも繰り返します。表情が多彩で演奏しがいがあります。

 第3楽章は再びラルゴで、2分の3拍子。サラバンドなのかも知れません。澄んだ音調が美しい珠玉の佳品です。

 第4楽章は再びアレグロで、ジークと題されています。16分音符による下降音階音型に小気味のよいスピード感があって、爽快感あふれる終曲になっています。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(B−2)
第3楽章(A−2)
第4楽章(C−1)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 (全音 1500BN)  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司



ペープシュのページにもどる


HOME

Copyright 2019 RecorderJP Inc. All rights reserved



.