ソナタ 第11番 ハ短調
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2228 リコーダー用 1800円+税
SR-116 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込み)
★解題★
アムステルダムで出版された6曲のソナタが、1700年代はじめ、ロンドンでWalshによる再版が発売されると、おそらく人気があったのでしょう、続編が企画され同じWalshから出版されました。それが作品2aのソナタ集です。
作品1に比べると、より後期バロック的な特徴が強くなっているように思われます。
★解説★
ペープシュの第2ソナタ集(第7番〜第12番)の充実はすばらしいもので、傑作が目白押し。本作も、比較的小粒ながら、隙のない名作です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。やや長く伸びる音で始まりますが、やがて比較的細かな動きが中心になっていきます。簡潔にまとめられた佳品。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。力強い開始のあと、「頭欠けで、3音連打」のモチーフが現れます。ベートーヴェンの「運命」交響曲第1楽章を思い出さずにはいられないでしょう(調まで同じハ短調)。緊迫感あふれる音楽です。
第3楽章はラルゴ(広びろと)、2分の3拍子です。平明なテーマを扱う、わかりやすい内容ですが、平凡に堕すことなく、気品の高い音楽になっています。
第4楽章は再びアレグロで、8分の12拍子。ジークなのでしょう。比較的短い簡潔な語り口の音楽ですが、内容には工夫がこらされていて、珠玉の名品と言って良いでしょう。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−1)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 (全音 G-1A) チェンバロ(電子楽器)演奏:
石田誠司
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