ソナタ 2番 ヘ長調(「12のソナタ」より)
YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」
全曲ノーカットで試聴できます
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2082 リコーダー用 1800円+税
SR-035 リコーダー用 2800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
RG-082 リコーダー用 900円+税 (絶版)
★解題★
G.サンマルティーニの「2つのリコーダーまたはヴァイオリンのための12のソナタ」は、1727年にロンドンで出版された曲集です。題名によればヴァイオリンで演奏してもよいことになっていますが、これは言わば「ヴァイオリンを弾いている人にも楽譜を買ってもらえるように」という、営業上の理由でこういうことになったのでしょう。サンマルティーニ自身、管楽器(オーボエ)の名人だったわけですし、当時のオーボエ奏者ならもちろんリコーダーも演奏したでしょうから、どちらかといえば「リコーダーの曲」として構想されたものと思われます。
曲集全体を通じて技術的に極端に難しいところがほとんどなく、アマチュア愛好家に広く楽しんでもらおうと考えて書かれた曲であることがよくわかります。
★解説★
曲は3つの楽章から成っています。やさしく演奏できる楽しい作品で、音楽教科書などにもよく取り上げられているとのことです。
第1楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子。軽快に始まりますが、短調になる展開部ではメランコリックな表情もみせ、味わい深い音楽になっています。
第2楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子。ねっとりと短調で歌うサンマルティーニらしいアダージョです。二人で声をそろえて吹き延ばしたはずの2つの音の片方だけが1拍ぶん残る場面が何度かあり、不思議な感じがしますが、作曲者は狙っておこなった処理なのだと思います。
第3楽章は再びアレグロで、8分の3拍子。同じ音の連打が主要モチーフになっています。効果的なユニゾンも差し挟んで軽快にしてユーモラスな音楽です。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−3)
第2楽章(B−1)
第3楽章(B−3)
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏:Duo Affetuoso 第1リコーダー:長谷川圭子さん・第2リコーダー:長谷川智彦さん チェンバロ(電子楽器)演奏:
石田誠司
サンマルティーニのページにもどる
HOME
Copyright 2008-2024 RecorderJP Inc. All rights reserved
.