リコーダーJP サンマルティーニ作品


ソナタ 3番 ト長調(「12のソナタ」より)


★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2087 リコーダー用 1800円+税
SR-040 リコーダー用  2800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)

RG-087 リコーダー用 900円+税(絶版)



★解題★

 G.サンマルティーニの「2つのリコーダーまたはヴァイオリンのための12のソナタ」は、1727年にロンドンで出版された曲集です。題名によればヴァイオリンで演奏してもよいことになっていますが、これは言わば「ヴァイオリンを弾いている人にも楽譜を買ってもらえるように」という、営業上の理由でこういうことになったのでしょう。サンマルティーニ自身、管楽器(オーボエ)の名人だったわけですし、当時のオーボエ奏者ならもちろんリコーダーも演奏したでしょうから、どちらかといえば「リコーダーの曲」として構想されたものと思われます。

 曲集全体を通じて技術的に極端に難しいところがほとんどなく、アマチュア愛好家に広く楽しんでもらおうと考えて書かれた曲であることがよくわかります。


★解説★

  曲は3つの楽章から成っています。1番・2番と同様にやさしく演奏できる曲なのですが、演奏し比べてみると、3番は「長い」ということが印象に残ります。「長さ」も演奏上の難しさの1つになりますから、1番・2番に比べて「長いぶん難しくなっている」と言えると思います。

 第1楽章はアレグロ(快活に)4分の4拍子。バロック曲では繰り返しの指示をどう判断するか迷うことがあり、この曲でも後半はどうすべきか難しいところですが、RJP版では「後半も繰り返し」としました。後半の始まりの弱起音を低音と合わせるのがちょっとやり辛いかも知れません。

 第2楽章はアダージョ(ゆっくりと)、ホ短調4分の3拍子で、ねっとりと歌います。切れ目なく第3楽章に続きます。

 第3楽章は再びアレグロで、8分の3拍子です。ところどころ短調でたゆたうのがほどよい味付けになった軽妙な終曲です。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−3)
第2楽章(B−1)
第3楽章(B−3)
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏:Duo Affetuoso 第1リコーダー:長谷川圭子さん・第2リコーダー:長谷川智彦さん  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司


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