ソナタ 5番 ヘ長調(「12のソナタ」より)
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2062 リコーダー用 1800円+税
SR-022 リコーダー用 2800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
RG-062 リコーダー用 900円+税(絶版)
★解題★
G.サンマルティーニの「2つのリコーダーまたはヴァイオリンのための12のソナタ」は、1727年にロンドンで出版された曲集です。題名によればヴァイオリンで演奏してもよいことになっていますが、これは言わば「ヴァイオリンを弾いている人にも楽譜を買ってもらえるように」という、営業上の理由でこういうことになったのでしょう。サンマルティーニ自身、管楽器(オーボエ)の名人だったわけですし、当時のオーボエ奏者ならもちろんリコーダーも演奏したでしょうから、どちらかといえば「リコーダーの曲」として構想されたものと思われます。
曲集全体を通じて技術的に極端に難しいところがほとんどなく、アマチュア愛好家に広く楽しんでもらおうと考えて書かれた曲であることがよくわかります。
★解説★
曲は3つの楽章から成っています。イタリアの明るい青空を思わせる、爽やかで軽妙な小品です。
第1楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子。声をそろえたり対話をかわしたりする2本のリコーダーの軽妙な歌声に魅せられます。短い中に多彩なリズミックパターンを盛り込んだ、楽しく中身の濃い音楽。
第2楽章はグラーヴェ(荘重に)、4分の3拍子。この曲でも、重々しい歩みのなかに、ときどき小走りになるような細かな動きを織り交ぜた工夫が、音楽を生き生きしたものにしています。
第3楽章は再びアレグロで、8分の12拍子のジークです。おどけた感じの意外性のある和声を差し挟んだり、16分音符のスピード感を利かせた変化を折り込んだりして、これもまた短い中に工夫をこらした魅力的な楽章となっています。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 C1
第2楽章 B2
第3楽章 C2
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏:Duo Affetuoso 第1リコーダー:てんげるさん・第2リコーダー:へんりーさん
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