ソナタ 7番 ヘ長調(「12のソナタ」より)
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全曲をノーカットで試聴できます
★この曲を収録した音源つき楽譜★
2012 リコーダー用 1800円+税
SR-008 リコーダー用 2800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
RG-012 リコーダー用 900円+税 絶 版
★解題★
G.サンマルティーニの「2つのリコーダーまたはヴァイオリンのための12のソナタ」は、1727年にロンドンで出版された曲集です。題名によればヴァイオリンで演奏してもよいことになっていますが、これは言わば「ヴァイオリンを弾いている人にも楽譜を買ってもらえるように」という、営業上の理由でこういうことになったのでしょう。サンマルティーニ自身、管楽器(オーボエ)の名人だったわけですし、当時のオーボエ奏者ならもちろんリコーダーも演奏したでしょうから、どちらかといえば「リコーダーの曲」として構想されたものと思われます。
曲集全体を通じて技術的に極端に難しいところがほとんどなく、アマチュア愛好家に広く楽しんでもらおうと考えて書かれた曲であることがよくわかります。
★解説★
曲は3つの楽章から成っています。
第1楽章はアレグロで、シンコペーションのモチーフを中心に、くるくる回るような16分音符のフレーズをあしらって軽やかに音楽が進みます。と思うと、展開部途中では一瞬ハッとさせられるようなやわらかな悲しみを歌ったり少しだけ激しさを見せたり。実に冴えた腕前で音楽がつくられています。
第2楽章はグラーヴェ。重々しく悲しみを訴えます。付点のリズムは「複付点」に重くとるのがよいでしょう。なかなか数えにくく合わせにくい(拍が待ちきれない)曲ですが、響きの痛切さが心に染みてきます。
第3楽章は再びアレグロで、羽根のように軽いワルツふうの音楽です。音階的なモチーフで楽しげに歌いかわす2本のリコーダーは、手をつないではなやかに踊る若い二人のよう。どうぞ気持ち良く踊ってください。
※演奏例がお聴きいただけます (この演奏は多重録音で第2・第1の順で演奏していただいたものです。)
■リコーダーによる演奏
第1楽章(C1)
第2楽章(B2)
第3楽章(B2)
※カッコ内の表記は指回り難度です
※リコーダー演奏: Duo Affettuoso (長谷川智彦さん・長谷川圭子さん) チェンバロ(電子楽器)演奏:
石田誠司
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