リコーダーJP G. サンマルティーニ


ソナタ ト短調
シブレー写本 第13番


全曲試聴動画
RJP応援チャンネル「リコーダーの底力」

★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2231 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-126 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)



★解題★

 サンマルティーニの通奏低音つきソロソナタばかり27曲を集めた、「シブレー写本(Sibley Manuscript)」と呼ばれる筆写譜があります(ロチェスター大学所蔵)。このうち15曲がリコーダー用のソナタで、最大の数を占めています。(ほかはオーボエ用、ヴァイオリン用、横吹きフルート用など。)

 サンマルティーニのリコーダー用ソナタの出版作品はあまりたくさん残っていませんので、これが貴重なソースになっています。


★解説★

 シブレー写本第13は、集中、2番目に登場するリコーダーソナタです。

  3つの比較的大規模な楽章から成っています。どの楽章も、リズムや和声がよく工夫されていて、充実した内容の傑作です。前後半それぞれ繰り返しが指定されているのも特徴と言えるかも知れません。

 第1楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子です。決然とした感じのシンプルなテーマで始まりますが、続いてくりひろげられる音楽は、実に変幻自在で、絢爛豪華な音楽になっています。

 第2楽章はアダージョ(ゆっくりと)、2分の3拍子です。ゆったりと心地よく流れていく非常に美しい音楽で、ここでもリズムや和声の多彩さがすばらしく、内容の充実ぶりに感服させられます。

 第3楽章は再びアレグロで、4分の3拍子です。くっきりした印象のテーマで始まり、多彩なリズム・和声を駆使しつつ繰り広げられる、緊迫感に満ちた終曲です。

※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(B−2)
第3楽章(C−2)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
中村栄宏 (アウロス509B使用)  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)


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