リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ヘ長調 作品5−3


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2141 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-068 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)


RG-141 アルトリコーダー用 900円+税(絶版)



★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)と通奏低音のためのソナタ 作品5 第1部」(SONATA A FLAUTO SOLO COL BASSO /Roberto Valentine Inglese opera quinta parte prima) は、6曲から成り、1715年ごろにローマで出版されました。続いて1716年ごろにアムステルダムで、1718年ごろにロンドンでも出版されましたが、これらの版はさらに6曲を加えた12曲入りになっていました。(ということは、ローマ版にも本来「第2部」があったのかも知れません。)

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。ゆたかな旋律性とともに、リズミックな面白さが際立つ躍動的な作品です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。精緻な装飾がほどこされていて、イタリア・バロックの絢爛たる演奏様式を生き生きと伝えています。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子。くっきりと印象的なテーマを扱って、調子よく軽やかに音楽が進みます。

 第3楽章はラルゴ(広びろと)、4分の3拍子です。やすらかな感じが基調になっている音楽ですが、最後に短調に転じてほの暗い余韻を残します。

 第4楽章は再びアレグロで、8分の3拍子です。軽妙に舞いながらもよく歌う、さわやかに楽しい終曲になっています。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(B−3)
第3楽章(A−2)
第4楽章(B−2)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
庭野宏樹さん  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はローランド 電子チェンバロ C-30)


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