ソナタ ハ長調 作品5−4
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2144 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-073 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
RG-144 アルトリコーダー用 900円+税(絶版)
★解題★
「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)と通奏低音のためのソナタ 作品5 第1部」(SONATA
A FLAUTO SOLO COL BASSO /Roberto Valentine Inglese opera quinta parte prima) は、6曲から成り、1715年ごろにローマで出版されました。続いて1716年ごろにアムステルダムで、1718年ごろにロンドンでも出版されましたが、これらの版はさらに6曲を加えた12曲入りになっていました。(ということは、ローマ版にも本来「第2部」があったのかも知れません。)
さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。
★解説★
5つの楽章から成り、緩・急・緩・急・急の構成です。どの楽章も簡潔にできていて、取り組みやすく、それでいて内容の濃い作品です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。冗舌を避けた簡潔な語り口が、面白い味を生んでいます。
第2楽章はアレグロ(快活に)、2分の2拍子で、力強いテーマを扱うフーガふうの楽章です。
第3楽章は再びアダージョで、4分の3拍子。イ短調で、はなやかな装飾を織り込みながら進みます。
第4楽章は再びアレグロで、8分の3拍子です。ここでも無駄を省いたキビキビした音楽の運びが印象に残ります。
第5楽章はプレスト・アッサイ(きわめて速く)と指定されたガヴォットで、一陣の風のような短い音楽です。こういう「おまけ」のような終曲を置く行きかたは、コレルリはじめ多くの類例のある、ひとつの形です。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 (C−1)
第2楽章 (B−2)
第3楽章 (B−3)
第4楽章 (B−3)
第5楽章 (B−3)
※カッコ内は指回り難度 です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はローランド 電子チェンバロ C-30)
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