リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ホ短調 作品5−6


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2154 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-073 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)


RG-154 アルトリコーダー用 900円+税(絶版)



★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)と通奏低音のためのソナタ 作品5 第1部」(SONATA A FLAUTO SOLO COL BASSO /Roberto Valentine Inglese opera quinta parte prima) は、6曲から成り、1715年ごろにローマで出版されました。続いて1716年ごろにアムステルダムで、1718年ごろにロンドンでも出版されましたが、これらの版はさらに6曲を加えた12曲入りになっていました。(ということは、ローマ版にも本来「第2部」があったのかも知れません。)

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 5つの楽章から成っています。やや小規模ながら、変化に富む佳品です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子。付点のリズムを基調に、華やかな装飾をまじえながら進みます。アダージョとは言いながら、前に進む気持ちがかなり強いように感じられます。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、8分の3拍子です。調子よく進んでいくなかに、何度か同一のモチーフをややしつこく繰り返す箇所(たとえば16〜18小節)が印象に残ります。後年のヴェラチーニにもみられる手法で、もしかするとヴァレンタインの影響かも知れません。

 第3楽章はアダージョ、4分の3拍子の楽章で、今度こそはまさしくアダージョ、ねばりくつような感じの進み方です。華やかなヴァレンタインらしい装飾パッセージも絶好調。

 第4楽章はガヴォッタと題され、アレグロ、4分の2拍子です。短くまとめられた軽快な楽章です。

 第5楽章はアレグロ、8分の3拍子のメヌエット。これも簡潔にまとめられた終曲です。。
 

※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(B−3)
第3楽章(C−1)
第4楽章(B−3)
第5楽章(B−2))



※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
石田誠司  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)


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