リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ へ長調 作品5-8


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2167 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-085 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)

RG-167 アルトリコーダー用 900円+税(絶版)




★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)と通奏低音のためのソナタ 作品5 第1部」(SONATA A FLAUTO SOLO COL BASSO /Roberto Valentine Inglese opera quinta parte prima) は、6曲から成り、1715年ごろにローマで出版されました。続いて1716年ごろにアムステルダムで、1718年ごろにロンドンでも出版されましたが、これらの版はさらに6曲を加えた12曲入りになっていました。(ということは、ローマ版にも本来「第2部」があったのかも知れません。)

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 4つの楽章から成っています。小規模な取り組みやすい作品です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。得意の音階的な装飾句をはじめ、たくさんちりばめられた装飾的な音たちがかろやかに駆け巡ります。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子。生き生きとしたリズミカルな楽章です。この種の軽快な楽章によく用いられたリズム型や音型の見本帳のような趣。

 第3楽章はアダージョ、4分の3拍子で、ニ短調の哀切な楽章です。ここでもはなやかな音階的装飾句が活躍します。

 第4楽章は8分の3拍子の短いメヌエット。速めのテンポがふさわしいでしょう。かなり徹底的に順次進行で旋律を形成しているのが、珍しいといえば珍しいかも知れません。

※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(B−3)
第3楽章(C−1)
第4楽章(B−2)


※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
石田誠司  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)


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