ソナタ へ長調 作品5−9
★この曲を収録したCDつき楽譜★
2173 アルトリコーダー用 1500円+税
RG-173 アルトリコーダー用 900円+税(絶版)
SR-085 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
★解題★
「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)と通奏低音のためのソナタ 作品5 第1部」(SONATA
A FLAUTO SOLO COL BASSO /Roberto Valentine Inglese opera quinta parte prima) は、6曲から成り、1715年ごろにローマで出版されました。続いて1716年ごろにアムステルダムで、1718年ごろにロンドンでも出版されましたが、これらの版はさらに6曲を加えた12曲入りになっていました。(ということは、ローマ版にも本来「第2部」があったのかも知れません。)
さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。
★解説★
4楽章から成っています。小粒ながら引き締まった内容の佳品、そして演奏もしやすい作品です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。ヘ長調気品のあるテーマで始まり、いったんフェルマータで休止したあと、ハ長調でテーマを再び奏しかけたかと思うと、短い推移を経て、早くも短調の終結部に入っていきます。
第2楽章アレグロ(快活に)、4分の2拍子で、まさに快活そのものの「ゴキゲン」な快速楽章です。ブギウギか何かを思わせるようなうきうきするノリは、ヴァレタインならでは。
第3楽章再びアダージョで、2分の3拍子。よく歌う旋律で、装飾的な走駆も挟まれる、ヴァレインタインらしい緩徐楽章です。
第4楽章アレグロ、8分の6拍子で、かなり速いテンポが合うイタリアふうのジーグです。小気味よいモチーフが次々と繰り出され、爽快きわまる逸品となりました。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(B−3)
第3楽章(C−1)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
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